#828

記事を
ブックマークする

佐藤琢磨、インディ初V。 ピースが揃った80周。 ~経験を生かした52戦目での快挙~

ウイニングパレードでバンに乗り込み、喜びを爆発させる佐藤琢磨。

「本当うれしい! 信じられない、なんか夢みたい(笑)。勝てる時って、本当にあっさり勝てるものなんですね」。佐藤琢磨はそう笑った。

 4月21日アメリカのロングビーチで行なわれたインディカーシリーズ第3戦で琢磨が優勝。自身のインディカー初優勝にとどまらず、日本人としてアメリカンオープンホイールレース最高峰で初勝利という快挙だ。

昨年のインディ500での勇敢なアタックがファンの心をつかんだ。

 琢磨は'02年にジョーダン・ホンダからF1デビュー。BAR・ホンダでF1参戦した'04年には予選2位(ヨーロッパGP)、決勝3位(アメリカGP)という過去日本人最高位タイを記録、優勝も期待されていた。しかし'05年以降、顕著な活躍も少なくなり、'08年のスーパーアグリ撤退とともにF1のシートを喪失した。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
キャンペーン終了まで時間
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Hiroaki Matsumoto
前記事 次記事