世界ゴルフ選手権第2戦(キャデラック選手権)で、タイガー・ウッズが今季2勝目をあげ、ツアー通算勝利数を76に伸ばした。
そのプレーぶりには、かつての“強い”というイメージより、むしろ熟達した盤石さが漂う。
昨年から復調の兆しをみせていたウッズだが、全盛期を知るマスコミやファンの間には、物足りないという空気が流れていた。それはメジャータイトルから5年も遠ざかっていることとも無縁ではないだろう。
昨年の全英オープンでは、勝機がありながら最終日残り9ホールで中途半端な攻めきれないプレーを見せてしまった。
メジャー大会を制してこそ、完全復活。その意識はウッズ本人が誰よりも強いに違いない。さらに、ジャック・ニクラスのメジャー通算18勝という偉業(歴代1位)にあと4勝で並ぶというのも高いモチベーションになっているはずだ。
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