夏のローカル競馬があっという間に終わってしまった。短かったという感覚は決して気のせいではない。馬券売り上げの低迷に歯止めをかける狙いで、今年はいわゆる4大競馬場(東京、中山、京都、阪神)の開催をより重視。ローカル開催を思い切って縮小する政策が断行されたのだ。
従来16日間ずつ組まれていた函館と札幌の競馬がそれぞれ12日間、14日間にリストラされ、例年なら新潟と小倉が終わったあとも、1カ月の余韻を残して行なわれていた初秋の札幌競馬は幻のように消えた。番組表が発表された時点でそれはわかっていたが、現実にその日が来て、「短過ぎる」「物足りない」と嘆いたファンのなんと多かったことか。
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photograph by NIKKAN SPORTS