設立19年目の総合格闘技団体がリニューアル。6月1日、パンクラスは都内で記者会見を行ない、同日付けで団体の運営がドン・キホーテからスマッシュに委譲されたことを発表した。
会見で同社の酒井正和新代表は「世界標準」をスローガンに次々に改革案を口にした。パンクラスの王者らを世界に送り込むためのパンクラスマネージメントやパンクラスUSAの設置、アマチュアを底辺としプロを頂上とする、競技としてのピラミッドの設立、いまやアメリカでは総合格闘技の主流となったケージ(金網)ファイトの導入などである。
現在の総合格闘技はUFCを頂点とするアメリカのマーケットが主流だ。しかし、従来の日本の団体(組織)はアメリカに選手を送り込むシステムを構築しなかったため、日本で王者になっても次の目標を設定しづらい構造になりつつあった。パンクラスが世界への扉を作れば、そうした問題も解消される方向に向かうのではないか。
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photograph by PANCRASE