かつて日本の格闘技イベントPRIDEで“人類最強の男”の名をほしいままにしたエメリヤーエンコ・ヒョードルが有終の美を飾った。
6月21日、ロシアのサンクトペテルブルクでペドロ・ヒーゾと激突。連打でテイクダウンを奪うと、そのままパウンドを打ち落として、1回84秒でTKO勝ちを収めたのだ。
ヒーゾ戦が決まるやヒョードルは引退を示唆したため、いやがうえにも注目度は高まった。もっとも、試合直前になると前言を撤回するなど揺れ動く気持ちを隠せない様子だったが、勝ち名乗りを受けると自ら別れを告げた。「ついにその時が来た。このスポーツから引退する」
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photograph by AFLO