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異色の采配を的中させる、 スパーズHCの深謀遠慮。 ~プレーオフでNBAの常識を壊す!?~

1996年からスパーズを率い4度優勝に導いたポポビッチ。指導は厳格だが選手の信頼は厚い。

 サンアントニオ・スパーズのヘッドコーチ、グレッグ・ポポビッチは若い頃、空軍士官としてロシアにいたことがある。本人は認めないが、アメリカ軍のスパイだったらしい。だからなのか、なかなかの策士である。

 たとえば、4月頭にシーズン2度目の11連勝を記録した次の試合のこと。勝てば12連勝となるユタへの遠征に、ポポビッチはチームの中心選手3人、ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリを連れて行かなかった。主力を欠いたスパーズはジャズを相手に接戦を落とし、連勝は11で止まった。実は2月にも同じように11連勝後の試合で3人を休ませ、連勝を止めている。

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photograph by Getty Images

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