2010年の大リーグは、古豪ジャイアンツが、56年ぶりとなる世界一の座に就いて終わった。開幕前の予想では、前年覇者のヤンキース、フィリーズが優勝候補の最右翼だった。両チームともプレーオフにこそ進出したものの、いずれもリーグ優勝決定戦で敗れ去った。ともに豊富な資金力を背景にスター選手を揃え、総合力で優位と言われていたが、あと一歩及ばず、涙を飲んだ。
近年、Wシリーズを連覇することは、極めて難しい。ヤンキースが1998年から3連覇を遂げて以降10年間、チャンピオントロフィーは異なるチームに渡ってきた。'04、'07年を制したレッドソックスにしても、連覇はできなかった。
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photograph by AP/AFLO