ザッケローニ率いる新生・日本代表の船出の陰で、U-19代表がアジアU-19において、2大会連続でU-20ワールドカップ出場を逃した。痛恨事には間違いないが、そんななか、わずかな光明となったのが、宇佐美貴史の存在ではなかっただろうか。
まず、宇佐美が示したのは、優れたストライカーとしての可能性である。
ゴールへ向かう姿勢、ゴール前での落ち着き、シュート技術と、どれを取っても頭抜けていた。「J1でやってるのが生きてる。(相手の)プレースピードが遅く感じますね」という発言も、決して不遜には聞こえなかった。
また、視野の広さにも驚かされた。
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photograph by Shinji Akagi