いよいよ佳境に突入した秋競馬。11月1日には東京競馬場で「天皇賞・秋」(芝2000m、GI)が行われる。充実した古馬の戦いを力強く牽引するのは、今年もウオッカ(牝5歳、栗東・角居勝彦厩舎)か。武豊騎手がいつになく前向きだ。
武豊が感じている、ウオッカの底知れぬ進化。
「来年のドバイワールドカップは、賞金総額が10億円。独特のパワーが要るダートではなく、オールウェザートラックに変わることも決まりました。まるでウオッカのための衣替えという気がしませんか」と、壮大な夢を語っているのだ。
ウオッカが来年も現役を続けるかどうかさえも正式には決まっていないのに、彼のキャラクターとは違う先走ったことを思わず口にしてしまったのは、底が見えない進化を続ける史上最高の名牝に心底ほれ込んでいるからだ。
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photograph by Yuji Takahashi