サハラマラソンの地図は……ドラクエの宝の地図か!?

昨年の出場者である鈴木さん（左）、今年一緒に出場する眞守さん

　新宿で会うことになったが、久々に会った彼は一回り体格が良くなっているように感じた。相当鍛えているのだろう。

　彼の他に、昨年度の完走者の方が来て下さった。この方は中央大学の鈴木秀典さん。高校生の時、間寛平さんのサハラマラソンのドキュメンタリーを見て感動し、いつかは出たいと考え、昨年エントリーしたそうだ。元陸上部で、現在は自衛官になるべく頑張っているらしい。

昨年のサハラマラソンの公式地図。これは地図ではなく概念図だろ！

　鈴木さんからは初日に頑張りすぎるな、というアドバイスをいただいた。初日はみんな興奮して全速力で走り、それが仇となって3日目、4日目で泣きを見るらしい。順位を狙うなら、6日目80kmのオーバーナイトステージがお勧めだとも言っていた。

　そして、一番気になっていた昨年度の地図を見せていただいた。

……これは、どこの宝物の地図だ？　縮尺も不明。謎の空白地アリ。そして地味に手書きでしかも上手い。久々にドラクエを思い出した。

　世の中には知らなくて良いことが沢山ある。今日でサハラマラソンに対する恐怖感が一層増加した。

　久々に会った眞守さんはザックも買い、準備の方も着々と進めているようだった。

　自分もそろそろ寝袋やザックを買おうと思い、モンベル渋谷店（mont-bell）に行った。

モンベル渋谷店でサハラ用のアウトドアグッズを揃える。

　モンベルでは「チャレンジ支援プログラム」というものを行っている。これは自らの限界に挑む独創的な冒険・探検活動や自然保護活動など、自然と関わりがあり、社会的貢献度の高い活動を行う団体・個人に対して、特別価格での販売や、商品・資金提供を通じて支援する、という制度である。自分のサハラマラソンへのチャレンジは運よく特別価格での販売の審査に通った。これはお金に貧している大学生には大変ありがたいこと。

モンベル渋谷店で寝袋を試用。暖かい

　揃えなくてはいけないものはたくさんあるが、まずはザックと寝袋。恥ずかしながら自分はインドア人間なもので、このようなアウトドアグッズを使ったことがない。なので、これらは前回砂漠ランナー新年会で樺澤さんたちに教えていただいた商品を購入することにした。店内で初の寝袋体験。これは想像以上に快適だ。サハラマラソンでは体力回復が最重要課題なので、睡眠用具には惜しまず投資をすることにし、気温5度対応のものを購入。ザックは35Lの軽いタイプに決めた。

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