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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
「選手がキラキラして見えましたよ」“驚きの転身”を発表した元DeNA三嶋一輝が古巣の戦いぶりに思ったコト「足りないなにか、を追求してほしい」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byWataru Sato
posted2026/11/06 17:00
昨季で現役を退き、多忙に過ごしていた三嶋。下剋上で日本シリーズ進出を果たした古巣の戦いぶりをどう見たのか
「若手ピッチャーならば深沢(鳳介)選手だったり、ルーキーでは宮下(朝陽)選手、成瀬(脩人)選手、片山(皓心)選手、あと移籍組の浜地(真澄)選手、岩田(将貴)選手、馬場(皐輔)選手、尾形(崇斗)選手、井上(朋也)選手、古市(尊)選手などの活躍が目立ち、若手を中心にチーム内での競争が激しくなり、それが底上げにつながったような気がします。ただ……」
そう呟くと、三嶋は一拍置いた。
「結果は3位ですからね。よく後半あそこまで追い上げたし、勢いあるなと感じましたよ。でもこの後半の勢いを来シーズンへ繋げられるのかといったら、そうではないでしょう。チームのカタチも変わるでしょうし、秋季トレーニング、自主トレ、そして春季キャンプで絶対的なものにできるかできないかが勝負でしょうね。
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ただ、日本シリーズは残念ながら敗れましたが、チームや選手各自が“試行錯誤”している様子は見られたので、ここをいかにブラッシュアップできるかだと思います」
どうすればベイスターズは優勝できるのか?
13年間DeNAで過ごし、また一番身近なOBとして外から見たこのチームには、優勝するために一体なにが欠落しているのだろうか。そう問うと、三嶋はしばし沈思黙考した。
「うーん、難しいですよね。日本シリーズ後に牧(秀悟)選手が『なにかが足りないと思う』と言っていましたが、まさにそれだと思うんですよ。僕が入団したときから、他の球団にはない新しい試みを率先して採り入れたり、年々選手層を厚くしたり、さまざまなことはしているんですよ。でも、届かない。
勝ちへの執念は言わずもがな誰しもが持っている。うーん、何だろうな。やっぱり勝つことが当たり前、というぐらいの意識や状態にならないといけないのかな。いい意味でドンとしているというか、どんな結果であれ一喜一憂しない。とにかく“足りないなにか”を追求していってもらいたいですね」
相川亮二監督体制2年目の来季、DeNAがどのような野球を見せてくれるのか興味は尽きないが、三嶋にも来年はゴルフのプロテストという大きなチャレンジが控えている。バックを守ってくれたり、得点してくれる仲間もいない孤独な戦いに向け、今、なにを考えているのか——。
〈全2回の1回目/2回目につづく〉
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