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「箱根で優勝を目標にするのが妥当なのか…」“最速軍団”中央大に何が? 全日本で“惨敗”の5位…指揮官の苦言の真意「何とか立て直したい」
text by

生島淳Jun Ikushima
photograph byYuki Suenaga
posted2026/11/06 06:03
出雲に続いて全日本も5位でのゴールとなった中央大の藤原正和監督。1万mのタイムでは圧倒的な速さを誇るだけに、チームには辛口のコメントが目立った
続けて、自戒の念をこめるように、こう話した。
「もっと厳しく、私が立てたメニューをやってもらった方が、良かったかも知れません。そこは指揮官として、大いに反省しています」
藤原監督の「物語」を変えた2年前の箱根駅伝
夏合宿から出雲、全日本を挟んで、箱根駅伝にいたるまでの練習計画は、監督たちが書く「ストーリー」である。
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中大の物語を理解するためには、今年の4年生が入学した2023年まで遡る必要がある。
おそらく、中大にとって優勝のチャンスが最も大きかったのは2023年度だった。吉居大和(現・トヨタ自動車)、中野翔太(現・Honda、今年度日本選手権5000m2位)、湯浅仁(現・トヨタ自動車)の4年生3人に、当時2年生に吉居駿恭(現・トヨタ自動車)、溜池一太(現・SGホールディングス)という充実の布陣をそろえていた。
このシーズンは出雲3位、全日本4位。箱根でも期待されたが、主力選手のほとんどが年末から体調不良となり、総合13位に沈んでしまう。
この年から、青山学院が箱根駅伝では3連覇することになるわけだが、中央は「ストップ青学」を標榜し、2025年度から練習内容、つまりストーリーをガラッと変えた。
トラックシーズンはスピードを磨く。これに変わりはない。しかし、夏合宿からは箱根ディスタンスを意識し、9月までボリューム多めのメニューを組む。

