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野球のぼせもんBACK NUMBER
「奇妙なソフトバンクのドラフト」“24人指名”スカウト部長に直撃…じつは2位の選手が最重要説は本当か? 柳田悠岐も栗原陵矢も1位じゃなかった現実
posted2026/10/26 06:00
ソフトバンクから2位指名を受け、涙を見せる立命大の左腕・有馬伽久
text by

田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph by
KYODO
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ドラフト会議で、最も注目を集めるのは当然、1位指名の選手だ。競合の末に獲得した即戦力投手や将来の主軸を期待される大型野手――。球団の未来を背負う存在として、若者たちの名が華々しく紹介される。
しかし、ソフトバンクのドラフトを振り返ると、もう一つ、興味深い視点が浮かび上がる。ドラフト2位から、チームを支える選手が何人も生まれているのだ。特にパ・リーグ3連覇を果たした今季は顕著だった。
奇妙な現象「ソフトバンク2位は大物になる」
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2015年入団の栗原陵矢は、スラッガーの才能が開花し40本塁打・118打点で打撃二冠王を獲得。
2019年入団の杉山一樹も、35セーブを挙げて2年連続の最優秀救援投手のタイトルに輝いた。
2020年入団の海野隆司は、チームで2人しかいない全143試合にベンチ入りした選手のうちの1人だ。
2022年入団の正木智也は、昨季まで通算12発だったのが今季だけで28本塁打と覚醒。一発長打のある新時代のリードオフマンとして打線を引っ張った。
2023年入団の大津亮介は、自身初の二桁勝利となる12勝をマークした。
2025年入団の庄子雄大も、全143試合にベンチ入りを果たし、リーグ2位の22盗塁を記録。クライマックスシリーズ・ファイナルでは攻守に健闘してMVPに選ばれた。
そして柳田悠岐も、ドラフト2位で2011年にプロ入りしている。近年は故障に泣いた今年38歳となったベテランだが、3年ぶりに規定打席をクリアしただけでなくリーグ3位の打率.302を残し19本塁打、70打点と復活を遂げた。長きにわたりチームの顔を担う。さらに日本シリーズ出場はプロ入り以来今季で自身9度目を数える。常勝ホークスの象徴的存在でもある。
ドラフト2位は、1位ほど大きな話題にはなりにくい。それでもプロで長く活躍する選手や、チームの主力へと成長する選手を獲得できれば、その価値は極めて大きいものとなることをソフトバンクは示している。
なぜソフトバンクのドラフト2位は「当たり」が多いと感じられるのか。
