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スポーツ・インテリジェンス原論BACK NUMBER
「不安があるとするなら…」“出雲駅伝で快勝”早稲田大は全日本大学駅伝→箱根駅伝でも勝てる?「映画の『アベンジャーズ』みたいに…」
text by

生島淳Jun Ikushima
photograph byYuki Suenaga
posted2026/10/14 17:25
16年ぶりに出雲駅伝で優勝を果たした早稲田大学。区間、距離が増える今後のレースではどんな駅伝を見せてくれるのか
昨年の全日本では5区を区間7位でまとめたキャプテンの小平敦之(4年・早稲田実業)、箱根駅伝の出走経験を持ち、The Road of WASEDAでも気持ちのこもった走りを見せた瀬間元輔(4年・東農大二)、1年生ながら練習の充実が伝えられる上杉敦史(八千代松陰)などなど……。
ここで選ばれた選手は、中盤の区間を担当することになるだろうが、区間上位をうかがう走りが期待される。もしも、出雲を走った6人の中でコンディションが整わない選手が出たとしても、それなりに穴を埋められる陣容は整っている。
そう考えると、早稲田にとっては「8人」という人数はハンディキャップにはならず、アドバンテージに転換する可能性もある。
早稲田に「不安要素」があるとするなら…?
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不安があるとするなら、1年生が駅伝では10km以上の距離を走ったことがなく、「距離不安」を克服できるかになるだろうか。
出雲駅伝では殊勲の走りを見せた本田桜二郎(1年・鳥取城北)は、トラックシーズンでは1500mを主戦場としてきただけに、脚質のトランジションが出来るかどうかを見ていきたい。
出雲では余力を残して勝った早稲田。それは増子を温存できたことだけでなく、アンカーの工藤(4年・八千代松陰)も出力を抑えつつ、フィニッシュテープを切ることが出来たのも大きい。工藤は話す。
「去年は3位でたすきを受けて、トップの国学院さんとは43秒差がついていたので、突っ込む以外、選択肢はありませんでした」
ハイペースで入って秒差を縮めたものの、レース中盤では胃の不調を訴えるほどだった。今回は違った。2位の日大とは23秒差、3位中央大、4位国学院大とは30秒以上の差がついていた。立場が逆になったのである。

