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プロ野球PRESSBACK NUMBER
なぜ阪神・森下翔太の死球は激増したのか? 実は「佐藤輝明はわずか2死球」データが示す“2人の差”とは…元スコアラーが分析した「納得の理由」
text by

酒井俊作Shunsaku Sakai
photograph bySankei Shimbun
posted2026/10/14 11:01
今季、両リーグ最多の20個の死球を受けた阪神の森下翔太。一方で、データを追うと同じく強打者の佐藤輝明には意外な数字が
ほとんどが「胸から上」だった森下の死球
今季、セ・パ両リーグの死球数は632個。その大半が「胸から上」という傾向が浮き彫りになり、この稿の前編で警鐘を鳴らした志田だが、その象徴が20死球を受けた森下である。
その内容をつぶさにみていくと、以下のようになる。
(1)4月19日 中日戦 5回1死二、三塁 髙橋宏斗 2球目 背中
(2)4月25日 広島戦 1回1死二塁 フレディ・ターノック 1球目 左手首
(3)5月4日 中日戦 5回無死 中西聖輝 1球目 背中
(4)5月13日 ヤクルト戦 1回1死 山野太一 6球目 左腕
(5)5月23日 巨人戦 1回2死 フォレスト・ウィットリー 3球目 左肘
(6)6月5日 楽天戦 5回2死一塁 岸孝之 6球目 右手首
(7)6月11日 ソフトバンク戦 7回2死一塁 木村光 1球目 背中
(8)6月14日 オリックス戦 1回2死 九里亜蓮 1球目 背中
(9)6月19日 DeNA戦 5回1死一塁 石田裕太郎 2球目 左肘
(10)6月30日 中日戦 8回1死 吉田聖弥 3球目 左肘
(11)7月9日 巨人戦 3回2死一塁 則本昂大 1球目 左肩
(12)7月16日 中日戦 7回無死 柳裕也 5球目 右肘
(13)8月6日 DeNA戦 8回無死 吉野光樹 1球目 左肘
(14)8月12日 巨人戦 4回2死一、二塁 井上温大 3球目 左腕
(15)8月13日 巨人戦 1回2死 西舘勇陽 1球目 背中
(16)8月29日 巨人戦 7回1死 赤星優志 6球目 左手首
(17)9月6日 DeNA戦 9回無死 ショーン・レイノルズ 1球目 左腕
(18)9月22日 ヤクルト戦 2回1死一塁 松本健吾 1球目 左肩
(19)9月23日 ヤクルト戦 6回無死一塁 奥川恭伸 4球目 左腕
(20)9月25日 DeNA戦 1回1死三塁 石田裕太郎 2球目 左肘
※日付 対戦カード 状況 対戦投手 死球に要した球数 死球が当たった部位
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まず、当てられた部位をみると、左肘や背中が多く、まさに「胸から上」であり、下肢への死球は一球もない。
志田は「むかしの人たちが言っていた内角の厳しい攻め方、つまり、足払い、腰払い、手払いは、いま、ほとんどなくなっているんじゃないでしょうか。先人が言う、配球の本質、見せ球の本質、厳しくいく本質が失われている気がします」とつづけた。
ただ、ここでひとつの疑問が浮かぶ。

