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「ここがパパの職場だよ」急逝したロッテ右腕へ...唐川侑己が引退試合で贈ったサプライズ「マウンドの姿が主人と重なって」一周忌前夜の同期秘話
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梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph byJIJI PRESS
posted2026/10/10 11:11
ドラフト同期だった唐川と伊藤義弘さん
「懐かしいね」蘇った在りし日の姿
長男と長女はZOZOマリンスタジアムの風景をハッキリと覚えていた。父が投げる姿をスタンドから見た記憶が残っていた。次男は球場に来たことはあるが、小さかったからうっすらとしか覚えてはない。次女は初めて訪れた。家族5人でそろってこの特別なスタジアムで特別な時間を過ごした。セレモニーで入団会見の映像が映った。伊藤は嬉しそうに微笑んでいた。
伊藤夫人は試合後に唐川と再会すると、感謝の言葉を並べた。
「もうマリンに行くことはないかな、と思っていました。こうやって家族全員でこの球場に来る事は、子どもたちも大きくなっていくので、もうなかなかないと思う。家族5人をこんな素敵な日に招待していただいて、特別な時間と貴重な経験をくださったことにすごく感謝しています。色々とこみあげてくるものがあった。この球場には色々な思い出があった。当時の記憶がある長男、長女とも『懐かしいね』とマリンの思い出話も出来ました。映像も映ってびっくりしました」
07年ドラフト組全員の「引退試合」
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唐川も「こういうことができる機会はこの日しかないと思っていた。喜んでくれて嬉しかった。それが一番、よかった」と夜空を見上げた。
10月3日の引退試合は山口航輝外野手のサヨナラ本塁打という劇的な形で幕を閉じた。唐川は「多くの方に支えられて泥臭く一歩ずつ進み、ここまで来ることができました」とスピーチしユニホームを脱いだ。こうしてマリーンズの07年ドラフト組全員が引退した。 伊藤の家族は翌朝早く、素敵な思い出と共に福岡に戻った。引退試合の翌日の10月4日には、伊藤義弘さんの一周忌が執り行われた。


