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「キレちゃいないよ」長州力が安生洋二を“制裁”した背景…なぜ安生は大ブーイングを浴びたのか? 新日本vsUインター全面戦争で消えた“UWF最強幻想”
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堀江ガンツGantz Horie
photograph by東京スポーツ新聞社
posted2026/10/09 17:46
長州力が安生洋二にサソリ固め
「あの試合で僕が感じたのは、新日本とUインターの選手の体力的な違いですね。僕はアマチュア時代は82キロ級でしたけど、あの頃は95キロくらいあったんで、80キロちょっとの彼らがすごく軽く感じました。だからグレコローマンの力で引っこ抜いてぶん投げましたけど、あれでドームが爆発して気持ちよかったですよ」(永田裕志)
試合は一進一退ながら、最後は石沢が桜庭の片足タックルでテイクダウンを奪われながらも、逆に下から三角絞めを極めてギブアップ勝ち。新日本ファンが8割近くを占めていたドームは、いきなり凄まじい盛り上がりとなった。
「プロレス業界の面汚し」浴びた誹謗中傷
続く第2試合は大谷晋二郎が山本健一(喧一)を破り、新日本が連勝。第3試合は高山善廣が飯塚高史に勝利しUインターがようやく一矢報い、第4試合は佐野直喜がかつてのライバル獣神サンダー・ライガーを破った。
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こうして2勝2敗五分の星で迎えたのが、第5試合の長州力vs安生洋二だった。安生洋二はこの日、大きな責任を感じながらリングに上がっていた。
「俺がヒクソンに道場破りで負けて、Uインターの客入りが落ちたことで、新日本との対抗戦をやらなきゃならなくなったわけだからね。あれをやったことで『Uの魂を売った』とか、さんざん批判もされましたけど、会社の存続の危機なんだからやるしかない。何を言われようが、どんな結果になろうが、リングに上がるしかないと思ってましたね」(安生洋二/『Number 1006号』)
ヒクソンへの道場破り失敗後、安生はファンや関係者からすさまじい批判、そして誹謗中傷を浴びた。プロレスの強さのイメージを壊した戦犯と呼ばれ、「業界の面汚し」とののしられたのだ。
「だから横アリもドームも、観客の殺気がすごかった。とくに最初の横浜は、ブーイングの音量で会場が本当に揺れていたからね。あれだけのブーイングを浴びた人間は、他にいないでしょう」

