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塩貝健人でも佐野航大でもなく…森保ジャパンでアピールに成功した“ある選手”「新戦力のテスト」はなぜ難しかった?「FIFAランキングを落とせない」
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戸塚啓Kei Totsuka
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/10/07 17:50
中村敬斗のアシストから堂安律が決勝ゴールを決め、ニュージーランドに勝利した日本。4連戦を全勝(PK戦含む)で終えた
さらには、3試合スタメンの佐野海舟が観衆の目を奪った。競り合って、奪いきって、カバーして、攻撃へ出ていく。北中米ワールドカップでの活躍を、明確に裏付けるパフォーマンスだった。森保監督はニュージーランド戦で4バックを採用したが、どんなシステムでも佐野をスタメンから外すことはできないだろう。
キャプテンを任された堂安律を含めて、北中米ワールドカップのレギュラーがこれまでと変わらぬ存在感を放った。フレッシュな選手に経験を積ませることと勝利を逃さないことを天秤にかけると、主力選手のプレータイムが増えたのは必然だったと言える。
アピールに成功した“ある選手”
そのなかでアピールに成功した選手をあげれば、瀬古歩夢になる。
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彼も北中米ワールドカップのメンバーである。ただ、3バックの序列では板倉滉、伊藤洋輝、冨安健洋、谷口彰悟、渡辺剛らの後塵を拝してきた。センターバックとウイングバックに適応する鈴木淳之介のほうが、瀬古より使いやすいところもあった。
谷口がメンバー外で冨安がケガで合流できなかった今回は、初戦で3バックの右CBを任された。その後は3バック中央や右CBで起用され、ニュージーランド戦は4バックの右CBを担った。
対人プレーの強さは、以前から評価されてきた。今回の4試合では守備面での力強さに加えて、ビルドアップでの特徴を見せつけた。ミドルブロックやローブロックを敷いてくる相手に対して、ライン間の狭いスペースへ立つ味方選手へ縦パスを刺し込んでいった。
日本代表のCBは身体能力の高さを生かした「守る力」にプラスして、ビルドアップでも貢献することがスタンダードとなっている。序列の上位を占める選手たちは、自身の縦パスで攻撃のきっかけを作り出せることをピッチ上で示してきた。
瀬古もまた、今回の4試合で攻撃への関わりでもライバルに劣らないことをアピールした。人材豊富ながら絶えずケガ人に悩まされてきたCBのポジションで、26歳の彼が一歩前へ出てきたのは今回の収穫にあげられるはずだ。


