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塩貝健人でも佐野航大でもなく…森保ジャパンでアピールに成功した“ある選手”「新戦力のテスト」はなぜ難しかった?「FIFAランキングを落とせない」
posted2026/10/07 17:50
中村敬斗のアシストから堂安律が決勝ゴールを決め、ニュージーランドに勝利した日本。4連戦を全勝(PK戦含む)で終えた
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Kiichi Matsumoto
あなたは、覚えているだろうか。
2018年のロシアワールドカップ後の日本代表が、初めて対戦した相手を。2戦目の相手を、3戦目の相手を、4戦目の相手を。それぞれの試合の結果を。
2022年のカタールワールドカップ後の日本代表が、初めて対戦した相手を。2戦目の相手を、3戦目の相手を、4戦目の相手を。それぞれの試合の結果を。
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そのすべてをすぐに答えることができる人は、間違いなく少数派だろう。W杯直後の国際Aマッチは、4年後へ向けた大まかな方向性が示されるタイミングであり、選手選考やシステムに込められた中長期的な意図を読み取る、といった位置づけになるからだ。つまり、結果は大きな意味を持たない。
FIFAランキングを落とせない事情
今回は、これまでと微妙に意味合いが異なった。森保一監督が来年1月開幕のアジアカップまで続投することとなり、「アジア王者奪還へのプロセス」というとらえ方となった。ウルグアイ戦とベネズエラ戦は単発のキリンチャレンジカップだったが、エクアドル戦とニュージーランド戦はキリンカップである。キリンカップはトーナメントで勝者を決める大会だけに、結果、試合内容、フレッシュな選手のテストのなかで「結果」の重みが増す。
FIFA(国際サッカー連盟)ランキングを落としたくない、との思惑も働いている。
ワールドカップのポット分け、つまりシード分けにFIFAランキングが反映されるのは、以前から広く認識されていた。それに加えて、北中米ワールドカップでは試合へ向けた準備でもFIFAランキングが意味を持つことが再確認された。日本サッカー協会の山本昌邦技術委員長によれば、ラウンド32のブラジル戦の前日公式練習は、ランキング上位のブラジルの希望が優先された。
2026年に獲得したポイントが、次のワールドカップでどれほどの意味を持つのか。おそらくは、大きなものではない。ただ、目前のテストマッチで勝利をつかんでいくことが、ランキングを維持することにつながるのは間違いない。


