テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「あれが入らないのか」大谷翔平、打球失速のナゼ…ドジャース戦線復帰後に番記者が感じた「2つの懸念」1つは“薄れた積極性”、もう1つは?
posted2026/10/01 17:35
負傷者リストからの復帰直後、ボールを見極める大谷翔平
text by

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph by
Meg Oliphant/Getty Images
本塁打のはずが…打球に潜む異変
「あれが入らないのか」
そんな打球が、大谷翔平の復帰後に3本あった。右上腕二頭筋の炎症から復帰した9月23日のパドレス戦。7回に99マイル(約159.3キロ)の直球を捉えた打球は中堅へ高々と舞い上がった。打球角度36度。本塁打かと思ったが、フェンス手前で失速した。翌24日にも同様にウォーニングトラックまで飛ばした打球が2本あった。
負傷前なら入っていたのではないか。球場で見ていて、そんな印象を持った。大リーグの公式データサイト「ベースボール・サバント」で確認すると、3本はいずれもメジャー30球場のどこでも本塁打にならない打球と判定されていた。見た目ほどフェンス越えに近い打球ではなかったことになる。
ADVERTISEMENT
15日間実戦から離れた影響が、打球のひと伸びに出ているのか。それとも、単にそこまでの打球だったのか。打った瞬間の感覚や負傷前との微妙な違いは、大谷本人に聞いてみたいところだったが、この日の取材対応は見送られた。
明るい材料もあった。24日の9回にはパドレスの絶対的守護神メーソン・ミラーが投じた102.6マイル(約165.1キロ)の直球を捉え、ワンバウンドで左中間フェンスに当てた。大谷が安打にした球では自身2番目に速い球だった。
打順は1番か2番か、監督の考え
この日の試合前、私はデーブ・ロバーツ監督に打順について聞いた。
「復帰戦は2番、その翌日は1番。今後も相手先発の左右によって1、2番を使い分けていくのか」
指揮官は「その可能性はある。まだ完全には決めていない」と言った。
試合後には、翌日からのサンフランシスコでの3試合全てに出場する予定なのかも確認した。

