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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
「もっと時間がかかると思った」岡本和真30歳なぜ活躍できた? ブルージェイズ番記者が語る重要人物の存在「ブラディはカズの気持ちがわかるんだ」
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杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byKevin Sousa/Getty Images
posted2026/09/25 17:02
シーズン33本のホームランを放つなど、メジャー1年目からチームに貢献する岡本和真(30歳)
私はカズを取材する立場だが、これだけ大きな変化を経験しているわけだから、楽しんでほしいと願っている。新しい街、新しい球団で、少しでも居心地よく過ごしてほしい。自分にはまったく経験がないから、それがどんな感覚なのか想像することすらできない。だから彼が少しずつ心を開いて、もっと楽しむようになって、チームメートとちょっとした会話をするようになっているのを見ると本当に嬉しく思う。
繰り返しになるが、そうやってカズがチームに受け入れられていった背景としてブラディの存在が大きかったのは確かだろう。ブラディはこのチームのリーダーだから、新しく入ってきた選手は誰であっても受け入れようとするんだと思う。それに加えて、カズとの関わり合いで大きかったのは、ブラディ自身が外国から来てアメリカやカナダでプレーすることがどんなものなのかを知っていたことだ。
今のブラディは英語をかなり上手に話すが、昔からそうだったわけではない。もっと若かった16歳、17歳、18歳のころは彼自身が通訳を必要としていた。チームメートと知り合ったり、コミュニケーションを取ったりするために助けが必要な選手だった。今でもメディア対応時にはスペイン語を使い、通訳を通じて話している。
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だからこそ、日本人選手と共通点を見つけることもできるんだと思う。ブラディは自分が若かったころに新しくチームに入って、しかも大きな期待を背負っていた選手だったから、カズがどんな気持ちだったのかが分かっている。同時に、メディアからも大きな注目を浴びることがどんなものなのかも理解している。ブルージェイズのほとんどの選手は、メディアから週に1、2回、いくつか質問を受ける程度。でも、ブラディはカズがそうであるように、国全体から常に注目されることがどんなものなのかを理解している数少ない選手だ。
そんな2人が心を通わせるのを見られたのは本当に良かった。カズが適応していくうえで、ブラディは間違いなく大きな存在だった。できれば来季は、ブラディがもう少し調子を上げて、2人がブルージェイズ打線の3、4番を一緒に打てるようになればもっと素晴らしいと思う。〈つづき→後編〉


