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RENAの再起戦“無念の一本負け”はなぜ起きたのか? クジュティナの寝技以外にあった“ある敗因”…女子格闘技の顔が“RIZIN2連敗”で問われる今後 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byRIZIN FF Susumu Nagao

posted2026/09/20 11:06

RENAの再起戦“無念の一本負け”はなぜ起きたのか? クジュティナの寝技以外にあった“ある敗因”…女子格闘技の顔が“RIZIN2連敗”で問われる今後<Number Web> photograph by RIZIN FF Susumu Nagao

クジュティナのフロントチョークでタップ直前のRENA

 RENAはオリンピアンの強さへの興味も示しつつ、MMAではまだ穴があると見ていた。今回は京セラドーム大阪で勝ち、大晦日の会場であるバンテリンドーム ナゴヤでベルトを巻き、来年、(開催が決まっているわけではないが)東京ドーム大会に出て「ドームツアー」で選手生活を締め括りたいという青写真も描いていた。RENAは来年、デビュー20周年となる。

2ラウンド、RENAはタップするしかなかった

 いわば今回はキャリア集大成となる闘いのスタートとなる一戦だった。そういう大事な試合で、リングに上がったRENAは左ヒザに分厚くテーピングを巻いていた。ケガをしていることは、誰の目にも明らかだった。左ヒザとは、つまりオーソドックス(右構え)のRENAが右の蹴りを放つ際の軸足、起点となる部位だ。

 1ラウンドからテイクダウンを許す苦しい展開。クジュティナは捻り倒すように寝技に持ち込んだ。フィニッシュは2ラウンド。トップからの打撃でしっかりとダメージを与え、その上でフロントチョーク。RENAはタップするしかなかった。

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 RIZINのCEOである榊原信行は、RENAの負傷は出場も危ぶまれるほどのものだったと明かした。それでも試合に出たのは、地元でのビッグマッチというまたとない機会だからだろうか。35歳という年齢もあるし、デビューしてからの“ファイター年齢”もある。ケガをしやすいし治りにくい中で、どうコンディションを整えていくか。ベテランにはそういう闘いもある。

 37歳のクジュティナはその面でも驚異的だった。RENAにケガがなければ違う展開もあっただろうが、負けなかったはずだとまでは言えない。それくらいクジュティナは強かった。

 単なる“柔道出身”でもない。試合中、印象的だったのは絶え間なく繰り出し続けた打撃だ。スタンドでも打撃のスペシャリスト相手に臆さずパンチ。グラウンドではパンチとともにヒザ蹴りも。ボディでも顔面でも、隙あらば打ち込んでいく。

 肩を担がれ、足を引きずりながら控室に戻ったRENAはノーコメントで会場をあとにし、病院へ向かった。インスタグラムで明かしたところによると「頭のフラつきがなかなか治まら」なかったのだという。クジュティナの打撃がそれだけ効いたのだ。

「明日また試合でも構わない」

「ニッポン最高。愛してる。ありがとう」

 ネットで調べてきたという日本語で観客に感謝を伝えたクジュティナ。2010年、2019年と東京で開催された柔道世界選手権でメダルを獲得してもいる。

「日本で闘えるのが楽しい」と言い「相手が決まれば明日また試合でも構わない」とも。アメリカでは午前中に自分の練習をして、午後は子供たちの指導。そんな生活が気に入っているという。

「チームには、もっと厳しく鍛えてほしいと言っています。それが好きなんです」

【次ページ】 RIZIN女子部門への“見下し”をくつがえす闘い

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