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朝倉未来“わずか2分39秒の衝撃TKO”はなぜ起きたのか?「予想と真逆の結果」青木真也を沈めた“18発のパウンド”…RIZINで起きた「世代交代」は真実か

posted2026/09/11 12:28

 
朝倉未来“わずか2分39秒の衝撃TKO”はなぜ起きたのか?「予想と真逆の結果」青木真也を沈めた“18発のパウンド”…RIZINで起きた「世代交代」は真実か<Number Web> photograph by RIZIN FF Susumu Nagao

青木真也に計18発のパウンドを振り落とす朝倉未来

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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RIZIN FF Susumu Nagao

 試合時間は1ラウンド2分39秒と短かった。朝倉未来にとっては、ラジャブアリ・シェイドゥラエフにワンサイドで敗れた前戦(昨年大晦日)の1ラウンド2分54秒よりも短い。しかし内容はといえば、4万8968人の大観衆を熱狂させる、濃密な逆転劇だった。

 9月10日の『超RIZIN.5』京セラドーム大阪大会。興行のサブタイトルは『浪速の超復活祭り』である。未来をはじめ、出場選手の多くは敗北からの再起戦、負傷からの復帰戦だった。

11年ぶりのRIZIN出場

 未来の対戦相手である青木真也は、第1回大会以来11年ぶりのRIZIN出場。こちらも“復活”だ。長く主戦場にしてきたアジアベースの団体ONE Championshipとの契約が終わり、出世の舞台となったPRIDEを前身とするRIZINに戻ってきた。

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 青木は43歳。このところ負けも多くなったが、世界最高レベルの寝技師なのは間違いない。プロMMAキャリア62戦で49勝、うち32が一本勝ちという凄まじいレコードを持つ。青木自身が全盛期ではないことを認めてはいるが、RIZINのCEOである榊原信行はカード発表会見後に「(未来にとって)簡単な相手じゃないはずですよ」と語っている。

「青木もまだギリギリ、トップコンテンダー。アスリートとして存在してますから。“昔の名前で出ています”じゃない」

 試合が発表されると、SNSには青木の過去の試合のショート動画が急増した。選手、元選手はこぞって青木の強さを語る。寝技に持ち込まれたら未来に勝ち目はない。そんな声も少なからずあった。

予想とは“真逆”の結果だった

 しかし未来は自信満々だった。「グラップリング(組み技)でも負ける気がしない」と言い、「触らせずに勝つ」とも。このふたつの言葉は矛盾しない。組みつかれても負けない自信があるから、思い切って打撃勝負ができる。そのことが“触らせない”勝利への道となるのだ。

 青木は序盤に速攻を仕掛けてフィニッシュすることも多いが、相手に粘られると2ラウンド以降に失速して負ける試合も。ONEでの秋山成勲戦、手塚裕之戦がそうだった。体力が切れたら心も折れるものだ。青木はそう言っていた。“心技体”はやはり連動しているのだろう。

 逆に未来は直近5戦のうち、負けた3試合は1ラウンド決着。勝った2試合は3ラウンド判定と3ラウンドTKOである。この結果からスロースターターだという分析もあった。

【次ページ】 青木に振り落とした“18発のパウンド”

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