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勝った平本蓮が“悔し涙”、敗者ダウトベックは激怒…RIZIN“微妙判定”に忖度はあったのか? どよめいた記者室「ブレイクが早い」の声も…採点を徹底検証
posted2026/09/13 17:01
1ラウンド、カルシャガ・ダウトベックの強烈な左を浴びてグラついた平本蓮。2ラウンド以降に挽回し、スプリット判定で勝利を手にした
text by

布施鋼治Koji Fuse
photograph by
RIZIN FF Susumu Nagao
「エエッ!?」
2-1のスプリットデシジョンで平本蓮の勝利が読み上げられた瞬間、プレスルームで大きなどよめきが起こった。
9月10日、『超RIZIN.5』で行われた平本蓮とカルシャガ・ダウトベックの一戦。最初のジャッジが29-28で平本を支持した時点で驚きの声は少なからず上がっていたのだから、大方の記者はダウトベックの勝利を疑っていなかったのではないか。
リング上で悔し涙、敗北を示唆するような実況も…
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何を隠そう、筆者もそうだった。1ラウンド、ダウトベックはテイクダウンからグラウンドでコントロールし、スタンドでは左ストレートで平本をダウン寸前まで追い込んだ。2ラウンドになると平本は構えをサウスポーからオーソドックスにスイッチし、カーフキックを連打して対戦相手の右足にダメージを蓄積させた。
これで1ラウンドずつ取り合ってのイーブン。1ラウンドは限りなくダウンに近い場面もあったので、2ポイント差がついてもおかしくないだろう。3ラウンドは平本がスタンドで攻め込む場面もあったが、テイクダウンを奪う場面の多かったダウトベックが取ったか、と思った。
試合終了のゴングが鳴った直後、ダウトベックは正座しながら右手を上げガッツポーズ。対照的にマットに横たわったままの平本は右手で顔を覆い、座った体勢になってからも、うつむいたまま涙を流していた。状況から察すると、それは悔し涙にしか見えなかった。
平本の心情を代弁するかのように、ABEMAで実況を務めた長坂哲夫アナウンサーは「平本蓮の2年ぶりのリングでの試合後の表情です。勝ちたかったでしょう。決めたかったでしょう。でも思いは京セラドーム、そしてペイパービューで視聴しているファンに届いたと思います」と平本の敗北を示唆するような実況を続けた。
しかし、読み上げられたジャッジでダウトベックを支持(29-27)していたのは植松直哉氏ひとりのみ。残りのふたりは29-28で平本を支持していた。自らの勝利が確定した瞬間、平本は驚きの表情を浮かべていた。
いったいなぜ? 評価が割れたのが3ラウンドであることは容易に想像できた。ダウトベックはテイクダウンからグラウンドに持ち込むまでは良かったが、いずれもフィニッシュへとつなげることはできなかったからだ。対照的に平本は打撃戦で勝負をかけていた。平本の左ボディにダウトベックがやや後退する場面もあったので、その攻防が明暗を分けたのか。


