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「ごめん。ごめん…」「謝んなくていいんだよ!」謝罪する上田綺世を日本代表DFは抱きしめた「僕も号泣でした」渡辺剛が明かすW杯ブラジル戦ウラ話
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byMEXSPORT/AFLO
posted2026/11/01 17:00
北中米W杯ブラジル戦後、失意の上田綺世を慰める渡辺剛
「ごめん。ごめん……」
声を震わせるエースを、渡辺は黙って受け止めた。そして、その背中に顔をうずめた。
「謝んなくていいんだよ。綺世は良いプレーしていただろ!」
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なぜ、迷いなくそう言えたのか。渡辺はあの瞬間をこう振り返る。
「彼には『決めたかった』とか『ゴールで貢献したかった』という想いがあったのでしょうね。でも、誰が見ても、あの試合の彼のプレーは素晴らしかったと思うので。だから『謝んなくていいんだよ』って」
1年間…僕が一番、綺世を見てきた
「僕も号泣でした」
短くそう続ける渡辺だが、あの涙は負けた悔しさだけによるものではなかった。
あそこに重なっていたのが、1年間、フェイエノールトでともに戦ってきた上田への特別な感情だった。上田がエールディビジ得点王になる活躍は間近で見てきたし、自分が来る前にフェイエノールトで出場機会を思うように伸ばせずに苦しんでいた時期のこともよく知っている。そんな男がこの大会でどれだけのものを見せたか、誰よりも分かっていたのが渡辺だった。
「1年間、綺世のことを僕は誰よりも見てきたし。その前まで苦労していた時期も知ってたので。『綺世がやってきたことは間違っていなかった』と思ったから、ああいう風に声をかけたんです」
ブラジル戦、上田はゴールこそなかったが、日本で最多となる17回のデュエル勝利数を記録している。CLを連覇したPSGのセンターバックであるマルキーニョスを背負いながらボールを収めたシーンも何度もあった。
立場は違えど、涙は同じだった
エースであるフォワードと、ピッチにすら立てなかったセンターバック。抱えている悔しさの質は、本来なら違うはずだ。それでも2人は、同じ場所で涙を流した。なぜ渡辺は、あれほど迷いなく上田を称えられたのだろうか――。〈つづきは下の【関連リンク】へ〉

