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「え、僕でいいんですか?」と言いつつも…ヤクルト・髙津臣吾前監督が語る、石川雅規46歳の“価値”と受け継がれる唯一無二の「仕事術」
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生島淳Jun Ikushima
photograph byNaoya Sanuki
posted2026/09/05 17:05
2022年の日本シリーズで力投する石川雅規投手
たしか、それまでは推薦の話もなかったらしい。甲子園に出場したことが後押しとなり、青山学院大学へ入学し、野球を続けることになる。それにしても、和田と石川はのちにプロの投手として長いキャリアを過ごすことになるし、浦添はスワローズのキャンプ地。なにかと「縁」が生まれた1997年の夏の甲子園だったことになる。
価値を高めた投球術
大学3年の時にはシドニー・オリンピックのメンバーにも選ばれた。そして2002年、石川は自由獲得枠でスワローズに指名され入団することになるが、当然のことながら誰も46歳まで石川が現役を続けることになるとは想像していない。チームメイトであり、コーチであり、監督でもあった髙津臣吾は、石川の投球術についてこう話してくれたことがある。
「石川の投げ方だと、肩や肘への負担が少ないんです。そのこともあって、大きな故障をしなかったことが長いキャリアにつながったんだと思います。僕がコーチになって投手陣を預かることになってからは、ゲームを作ってくれるのがありがたかったですね。試合、カード、1週間の計算が立ちますから」
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入団した2002年から39歳を迎えた2019年まで、2007年をのぞき、石川は必ず100イニング以上を投げ、ローテーションの柱としてスワローズを支えた。
髙津が言うように、軟投派だったことで故障のリスクが減り、石川の価値を高めた。
似ているメジャーリーガー
現在は日本もアメリカも160キロ以上のストレートを投げ込む豪速球時代。ファンも、メディアも速球を求める。しかし、速球派の投手は肘をはじめ、故障のリスクを抱えることも否めず、トミー・ジョン手術によって1年ほど離脱することは、キャリアを考えるうえで織り込み済みとなっている。髙津は監督時代に、軟投派の価値をこう話していた。

