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「え、僕でいいんですか?」と言いつつも…ヤクルト・髙津臣吾前監督が語る、石川雅規46歳の“価値”と受け継がれる唯一無二の「仕事術」
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生島淳Jun Ikushima
photograph byNaoya Sanuki
posted2026/09/05 17:05
2022年の日本シリーズで力投する石川雅規投手
「僕がメジャーリーグでプレーしていた時期に、イチローがいた時のマリナーズで活躍して、49歳まで現役を続けたジェイミー・モイヤーというピッチャーがいました。石川もモイヤーも軟投派で、コントロールが良い。ちょっと似てますよね。年齢を重ねて、いろいろな経験をしているのでピンチでも動じない」
ベテランの味わい。そういえば、マリナーズのクラブハウスでモイヤーが先発登板前に、手書きのメモをじーっと見ていたことがあった。すでにデータが浸透していた時代だったが、モイヤーは「自分が感じたことが大事だ」と話していた。
石川も同様に、相手の研究に時間を割いていた。
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「僕、球が遅いんで。相手の裏、対策されたら裏の裏をかかないと抑えられないですから」
軟投派の価値とはなにか。髙津はこう話す。
「石川のような軟投派の投手がいると、ローテーションにアクセントを付けられるんです。たとえば、150キロ以上のストレートを中心に組み立てる先発の翌日に、石川が先発で入ると、相手はアジャストしなければならないことが増えるわけです。それは試合の中でも一緒で、継投が有効になります。その意味で戦略の幅を広げられる投手です」
投球術だけではない価値
スワローズにとって、石川の価値はそれだけではなかった。「仕事術」の模範を示した投手でもあった。


