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「『なんで代打あいつなんだ』なんてノドまで出掛かった」V9ナイン高田繁とDeNA南場オーナーが語る“トップに立つ者の孤独”《特別対談》
posted2026/09/07 17:03
対談に臨んだ高田繫(左)と南場オーナー(右)
text by

村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph by
Kiichi Matsumoto
――この度、『後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年』を発売することになりました。高田繁さんには約3年にわたってお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。今日は特別対談ということで南場智子オーナーに来ていただきました。
南場「出版おめでとうございます! 早速読ませていただいて感動しました。これはすべてのスポーツ関係者が読むべき本ですよ。本当に素晴らしい作品でした」
本出版…実はだまし討ち?
高田「いや、オーナー。こいつはね……とんでもないやつですよ! 本を出すなんて言って取材をはじめてないんだからね。最後にちょろっと『本を出しますから』って話になって」
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南場「あら、そうなの? だまし討ちだったの? 確信犯ね。ウフフ」
――ちょっと、高田さん……いきなり人聞きが悪いですよ。序章で書いた通りちゃんと最初に言ってますよ。
高田「そうだったかなぁ……。まぁでも3年もの間、しつこいぐらい話を聞いてきたからな。最初は俺もあんまり乗り気ではなかったけど、毎回毎回よく勉強してくるんですよ。だから、俺もついつい余計なことまでしゃべらされてしまってね」
南場「高田さんがいつもしゃべっているそのままの口調で包み隠さず書いてあるので、言葉の端々にまで高田さんらしさが滲んでいました。本当に高田さんの声が聞こえてくるようでしたよ」
「売らないで配るだけにすればいいんじゃない?」
高田「いやいや、僕の言葉をそのまま出してしまったら今の時代、なんたら違反で引っ掛かってしまいますよ」
南場「大丈夫ですよ。高田さんが、長いキャリアの中で経験されたこと、考えていたことを残してくださって感謝しかないです。私も最後まで読ませてもらって、先ほどはスポーツ関係者が読むべきと言いましたが、すべての人が読むべき本だと思ったので、私は100冊配りますよ」
高田「ありがとうございます。でもこれを売るというのがね! おい、これはもう売らないで配るだけにすればいいんじゃないのか?」
――高田さん……どうか落ち着いて僕と家族の生活に思いを馳せてください。南場さん、この本で、高田さんの知らなかった一面を見たということはありましたか?

