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甲子園で涙を飲んだ「偏差値70の公立の雄」が野球でも強豪でいられる秘訣とは「野球も勉強も頑張りたい子に、その代に合ったチームスタイルを」
posted2026/09/04 11:03
今夏の甲子園では初戦で涙を飲んだ東筑。すでに新チームが始動し、次なる挑戦に視線を向ける同校を訪ねた
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内田勝治Katsuharu Uchida
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KYODO
9年ぶり7度目の出場を果たした今夏の甲子園。神村学園(鹿児島)に初戦で敗れ、涙を拭ったあの日から11日後の8月17日、北九州市内にある的場池球場に、福岡県立東筑高校ナインの姿があった。
この日行われたのは、3校による変則ダブルの練習試合。地元の北筑高校と、もう一校は、8月12日の2回戦で佐野日大(栃木)に敗れ、甲子園を後にした神村学園だった。
神村学園とさっそく甲子園の「再戦」
どちらも新チーム結成直後という異例のタイミングで実現した“再戦”は、東筑が2対6で敗れ、先輩たちの“リベンジ”を果たすことはできなかった。それでも夏の鹿児島大会4連覇中の強豪私学を相手に真っ向から食らいつき、秋季大会へ向けて最高の試金石となった。
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「神村さんとやることで勉強になることはたくさんあります。まだ新チームなので、粗い部分はあったのですが、勝負どころは絶対に逃さないし、しっかりと抑えています。そういう部分をウチも伝統にしていけると、安定した強さを得られるし、先輩たちが繋いでくれた財産もしっかりと引き継いで、今までよりもっといいものができればいいかなと思ってやっています」
山下聖士監督が、神村学園と練習試合を組んだ意図を説明する。昨夏の福岡大会4回戦敗退後、青野浩彦前監督の後を受け、副部長から昇格。就任1年目からチームを夏の甲子園へと導いた。
「青野先生の下で約10年間やらせてもらい、監督になりましたが、試行錯誤の連続でした。最初に選手たちを集めたミーティングで『受け継ぐべき伝統や考え方は大切にするけれど、変えるべきところは変えていく』と正直に伝えてスタートしました。
東筑は『公立の雄』と言っていただける学校で、周りから『新米監督で大丈夫か』と言われているんじゃないかと、正直プレッシャーもありました。昨秋は8強、そして今春も準優勝と勝ち切れず、そこから選手たちが『献身』という言葉を使うようになり、チームで勝ちにいくんだという姿勢を感じられるようになりました」

