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夏の甲子園ビデオ検証「1回では少ない」「明らかなボール球がストライクなのに」と話す監督も…「モヤモヤしなくていい」からこその“リアルな指摘”
posted2026/09/01 17:00
夏の甲子園、立命館宇治−有明で初めて行われたビデオ検証中にビジョンに映し出されたリプレー映像
text by

間淳Jun Aida
photograph by
JIJI PRESS
投手の球数制限、低反発バットの導入、DH制の採用。高校野球は近年、新たなルールが次々と設けられている。今夏の甲子園では初めて、ビデオ検証も取り入れられた。
ビデオ検証、その仕組みとは
ビデオ検証をめぐっては、2014年にメジャーリーグで「チャレンジ制度」が始まり、2018年にはNPBでも「リクエスト制度」が採用された。大学野球や社会人野球でも導入が進んでいる。
各団体によってビデオ検証の方法やルールには違いがある。日本高校野球連盟は、今年4月の理事会で承認された「大学及び高校野球におけるビデオ検証に関する特別規則」に基づいて運用した。
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規則では、検証の対象となるプレーを定めている。例えば、「打球がファウルかフェアか」、「フライをキャッチしたかノーキャッチか」といった内容は対象となっている。一方、ストライクとボールの判定や、ハーフスイングなどに関しては対象から外れている。
ビデオ検証を求められる回数は、9イニングで各チーム1回とされている。検証の結果、判定が変わった時は1回に数えない。ただ、今夏の甲子園では、「判定が変わった場合は9イニングのうち、あと1回に限りビデオ検証を求めることができる」としている。つまり、9回までに最大で2回しか権利がない。また、試合の遅延を防ぐため、検証の時間を2分以内として、確証が得られない時は判定通りにする。
選手や監督は「プラスのルール」と歓迎
ビデオ検証が初めて適用されたのは、大会第3日の有明と立命館宇治の一戦だった。有明は7回2死一塁で盗塁を仕掛け、走者はアウトと判定された。それに対し、有明は検証を要望した。結果的には判定通りアウトとなったが、有明の高見一茂監督は「モヤモヤした気持ちが残らなくて良かったと思います」と話した。
ビデオ検証に対しては、好意的に受け止める選手や監督が多い。

