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夏の甲子園ビデオ検証「1回では少ない」「明らかなボール球がストライクなのに」と話す監督も…「モヤモヤしなくていい」からこその“リアルな指摘”
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間淳Jun Aida
photograph byJIJI PRESS
posted2026/09/01 17:00
夏の甲子園、立命館宇治−有明で初めて行われたビデオ検証中にビジョンに映し出されたリプレー映像
仙台育英の須江航監督は「ネットにさらされてしまう時代なので、審判や選手を守る上でとてもいいものだと思います。気持ちの切り替えができますし、誰にとってもプラスのルールでしかありません」と語っている。
準決勝の2試合は、ともに二塁走者へのタッチプレーでビデオ検証が求められた。どちらも最初はセーフと宣告されたが、検証によって判定はアウトに変わった。
選手の「確信」が判定を覆した準決勝
準決勝第1試合は智弁和歌山と横浜の一戦。8回無死二塁の場面で、智弁和歌山のショート・川原一将選手がゴロを捕球し、横浜の二塁ランナーにタッチした。しかし、グラブがランナーに当たっていないと判断されてセーフとなった。すかさず、川原は頭を触ってベンチを見た。智弁和歌山は、頭を触るジェスチャーがビデオ検証を求める合図となっていた。川原が語る。
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「タッチした自信がありました。自分たちのチームは、ビデオ検証を要望するかどうか基本的に選手が決めます。選手がベンチに合図を送る形です。点差は開いていましたが、セーフのままだったら試合の流れが変わる可能性もありました。ビデオ検証はメリットとデメリット両方があると思いますが、納得してから試合を再開できるので、自分はメリットが大きいと感じています」
準決勝第二試合、天理と健大高崎の試合でも天理が検証を求めた。
1点を追う4回2死二、三塁で、牽制に入ったショートの金本相有選手が二塁ランナーにタッチ。セーフの判定がアウトに覆った。金本は「アウトの確信がありました。二塁ランナーのリードが大きかったので狙えると思いました」と振り返った。
「回数が少ない」「ボール判定も」現場からの指摘
初めての試みである以上、何の不満や課題も出さずに運用するのは難しい。実際、こう指摘する監督もいた。
「9回までに回数が1回なのは少ない。判定が覆っているケースもあるのだから、3回は必要だと思います。人間が判断するので誤りがあるのは仕方ありません。その誤りを正す機会がなければ、モヤモヤした気持ちは解消されません」
さらに、ストライクとボールの判定についても、導入する必要性を訴えた。

