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[前監督の戦況分析]高津臣吾「13年ぶりの解説席から」
posted2026/08/29 09:00
text by

生島淳Jun Ikushima
photograph by
Yuki Suenaga
「解説席でヤクルトの試合を見ていると、つい、リキんじゃって。去年まで監督をやらせてもらって、ベンチにいるのと同じ目線で試合を見てしまうんです。ほとんどの選手を知っているし、『いまの配球はどうだったんだろう?』とか考えますし、どうしても、スワローズ頑張れ!目線になってしまう(笑)。でも、それは今の自分にしかできないことかなとも思うので、皆さんにご了承いただければ」
高津臣吾。ヤクルトの監督として2021年日本一、'22年にはリーグ連覇を達成して、昨季終了をもって退任。今季はテレビ、ラジオの解説で古巣を見守っている。
「解説は13年ぶりです。バックネットの後ろから野球を見るのはまだ慣れません。今季のスワローズは、ムネ(村上宗隆)が抜けて苦戦が予想されていたにもかかわらず、よく戦っていると思いますよ」
8月21日現在、総得点は340、総失点は408でともにリーグ5位。本塁打数は最下位、チーム防御率は5位とあって、常識的に考えるならば、5位か6位が妥当な順位だろう。逆に考えれば、この数字でよくクライマックスシリーズ(CS)進出争いに絡んでいると見ることもできる。
「5月までの貯金が効いているわけですけど、前半戦は山野(太一)、マツケン(松本健吾)、高梨(裕稔)といった先発メンバーの活躍が大きかったと思います。この3人に関しては、いい形でオフを過ごせたんだろうなと感じました。制球、真っ直ぐの威力、変化球のキレ。しっかりと試合を作ったことが、チームに勢いをもたらしたと思います」
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