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甲子園出場→“吹奏楽部の応援なし”異例決断ウラ側「英断だったと思う」「録音音源を認めては?」じつは日程がコンクールと重なる悩み…記者の提案
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梅津有希子Yukiko Umetsu
photograph byYukiko Umetsu
posted2026/08/21 06:00
野球部の甲子園出場と吹奏楽部のコンクールが重なった学校が下した決断とは(実際の現地写真)
中京は「スケジュール的に何とかなる」と、自分たちで演奏することにこだわった。不二羽島文化センター(岐阜)での演奏開始時間は11時04分、甲子園は一番遅い第4試合で、試合開始予定時刻が18時30分。「この出演順だったから両立できた」(吹奏楽部顧問の増田昇正氏)という綱渡り状態。結果は銀賞で、演奏をしない守備時にSNSで知り、「『ちくしょー!』という悔しい思いを音に込めて演奏しています」と増田氏は笑っていたが、まさにその気持ちが音に乗り、ものすごい音圧で相手スタンドに届いていた。
演奏→バス6時間移動のドタバタ
10日は福山(広島)が重なり、10時40分に広島文化学園HBGホールでコンクール本番。試合は中京と同じく第4試合だったため、演奏後、結果発表を聞かずバスで約6時間かけて甲子園入りし、応援演奏を行った。「第4試合じゃなかったら、コンクールと甲子園のどちらをとるか、部内で絶対モメていたと思います」と、パーカッションの岡本煌世さんは話す。
「夜の試合だったので、何とか駆けつけることが出来て、コンクールと甲子園の両方をとることが出来ました。初出場ですから、もちろんアルプススタンドで応援したい。でも、コンクールも大事。時間が重ならなくてほんとうによかったです」(岡本さん)
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日本文理に話を戻す。吹奏楽部はコンクールに力を入れており、西関東大会での金賞、そして全国大会を目指す同校にとって、県大会を抜けるのは絶対だ。
“吹奏楽部なし”日本文理の工夫
同校の吹奏楽部員は70名。出場する「高等学校Aの部」のコンクールメンバーは55名なので、「コンクールに出場しない15人が甲子園で演奏することも出来るのでは?」と思うかもしれないが、コンクール当日は、楽器の積み込みや運搬など、サポートするメンバーが欠かせない。少子化で吹奏楽部の部員減少が問題になっている今、このサポートをOBなどに依頼する学校も少なくなく、同校は全員でコンクールに集中することを決めたのだ。

