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「MVP争いでオオタニを抜き去った」大谷翔平でもジャッジでもなく“MVP最有力候補”に…カブスの怪物は何者か?「もしオオタニが投手復帰したら…」 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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posted2026/08/19 17:01

「MVP争いでオオタニを抜き去った」大谷翔平でもジャッジでもなく“MVP最有力候補”に…カブスの怪物は何者か?「もしオオタニが投手復帰したら…」<Number Web> photograph by Getty Images

「不動のMVP」大谷翔平にライバル出現…シカゴの怪物とは?

「もしMVPの投票が今、行われたとしたら、私はPCAに一票を投じる。オオタニは野球界最高の選手だ。二刀流のスーパースターだ。だが彼が7月3日を最後に登板していないという事実は、MVPに推すのを難しくしている。もちろん今後、投手に復帰してチームをポストシーズンのトップシード獲得に導くことができれば、考えを改める可能性はある。だが現段階では、攻撃力のみを比較した場合、PCAとオオタニはびっくりするほど数字が似ている」

打撃成績は互角…カギは?

 打撃成績は8月18日の時点で大谷が打者として116試合に出場し打率.294、30本塁打、80打点、82得点、7盗塁、出塁率.390、OPS.948。PCAは127試合に出場し打率.282、31本塁打、77打点、90得点、31盗塁、出塁率.381、OPS.936と、確かに互角といっていい数字が多く並んでいる。

 攻撃力に加えて大谷には投手としての貢献があり、PCAには中堅手としての守備の貢献がある。守備指標のOAAでPCAはメジャー全選手の中でトップの22をマークし、中堅手の中では断トツだ。

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 米国の人気スポーツキャスター、クリス・ローズ氏はポッドキャストでこう語った。

「PCAはプロスポーツのすべての主要ポジションの中で最高の守備力を持つとの声もある中で、今季は攻撃で最高のシーズンを送っている。それは、ショウヘイ・オオタニを超えるために十分だろうか? もしかしたらノーかもしれない。だが私は、MVPの有力候補になるまでに成長した彼を推すし、彼のエネルギッシュなプレーが好きだ」

 MVPを占う上で、注目されるのは「WAR」だ。

「MVP確率が上がる」WARも激戦

 勝利への貢献度を示すこの指標は、そのシーズンのトップがMVPと一致するケースが多い。大谷がこれまでMVPに選出されたときもまさにそうで、米データサイト「Baseball-Reference」の指標「bWAR」の場合、昨季ナ・リーグ打者の中でトップの7.7、2024年は投手も含めたナ・リーグ全体でトップの9.0。エンゼルスでア・リーグMVPだった2023年は9.9で両リーグのトップ、最初にMVPに輝いた2021年も9.0で両リーグトップだった。この10年間を調べると、MVPとWARトップが一致するケースは約7割だった。

 では、今季のWARはどうなっているか。

【次ページ】 「投手が半シーズンでもオオタニ有利」

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