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「これが現実」目が痛々しく腫れドクターストップ…ブレイキングダウン王者はRIZINでなぜ“完敗”したのか? それでも敗者・細川一颯が直樹戦で見せた可能性
posted2026/08/14 17:00
RIZIN直樹戦、ドクターストップで敗れた細川一颯
text by

橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph by
RIZIN FF Susumu Nagao
BreakingDown(ブレイキングダウン)とその選手をどう受け止めるか。格闘技ファンや選手、関係者の間で意見が分かれている。
朝倉未来が考案した、試合時間1分の独自ルール(延長、ラウンド制もあり)。一般公募の出場選手には“不良”も多く、YouTubeで配信されるオーディションでは罵り合いや乱闘が頻発する。ブレイキングダウンは彼らが成り上がっていく、一種のリアリティショーでもある。出場した“不良”が事件を起こし、逮捕されることも。
ガラが悪い。格闘技のイメージを下げる。格闘技と喧嘩は違う。そんな声がある一方で、イベントとしてあるいは現象として無視はできないという見方も。ブレイキングダウンは従来の格闘技ファンとは違う層にアピールし、人気選手はプロ格闘家以上の知名度を誇る。それだけスポンサーもつきやすく、プロではないが高収入という選手もいるようだ。
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これはこれで、一つの自己実現だろう。とはいえアルバイトをしながら愚直に強さを追求する格闘家たちにとっては厄介な存在でもある。
そんなブレイキングダウンから、プロの世界に参入してくる選手も出てきた。しっかり練習し、格闘技で成功したいという者もいるのだ。
「僕はブレイキングダウンファイター」
8月11日、TOYOTA ARENA TOKYOでの『RIZIN.54』に出場した細川一颯は、現役のブレイキングダウン王者。キックボクシングでRIZINに参戦した経験はあるが、今回が初のプロMMAマッチとなる。
ブレイキングダウンで結果を残し“卒業”してのプロ転向ではなく“二刀流”を続けるという。試合に向けた公開練習では、ブレイキングダウンのグローブを着けてのミット打ちを披露した。理由は「僕はブレイキングダウンファイターなので」。
細川にとって、ブレイキングダウンは格闘家としての“通過点”ではないのだ。“1分間格闘技”があったから、人生が変わった。

