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野球クロスロードBACK NUMBER
「センスねぇな…」監督が“チーム打率2割3分8厘”を誇るワケは? 秋田“普通の公立校”が57年ぶり甲子園…指揮官は「今年だけが特別ではないんです」
posted2026/08/11 06:03
57年ぶりの甲子園に挑む秋田の横手ナイン。果たして「普通の公立校」はいかに大舞台で戦うのか
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田口元義Genki Taguchi
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Genki Taguchi
熱戦続く夏の甲子園。地方大会から波乱の多かった今大会だが、秋田代表として57年ぶりの甲子園を決めたのが横手高校だ。人口減が社会問題化しつつある地域で、なぜ普通の公立校が多くの部員を擁し、躍進できたのか。その理由を聞いた。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》
2026年の秋田は、例年になく荒れた。
春の優勝校で第1シードの秋田商、第2シードの鹿角、そして16回の甲子園出場を誇る私学の強豪・ノースアジア大明桜と、有力校が初戦で姿を消したのである。
大荒れの秋田大会…初戦で金足農を撃破
大荒れの幕開けとなった大会で、第6シードの横手は地に足ついた戦いを披露した。
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初戦の金足農戦から持ち味を発揮する。1点を追う4回、昨夏の甲子園でマウンドを経験した斎藤遼夢のボールを見極めたことで、暴投を誘うなど逆転に成功。タイムリーヒット0本ながら3-1と夏の初陣を飾った。
この勝利は、山信田善宣監督も「日頃の成果を出せた」と評価するほどだった。
「ヒットが出ればいいですけど、出なくても点が取れるのが理想と言いますか。選手たちが打席の中でカウントからいろんなことを考えて、意図を持った選択をしてくれたことが、ああいう結果を生んだんだと思います」
秋田大会では全5試合に登板して4完投と、マウンドに君臨したエース・佐藤宙斗は紛れもないチームの殊勲者だ。ただ、真の支えとなったのは、金足農戦で見せたような「数字に見えない記録」の積み重ねだった。
山信田がチーム打率2割3分8厘を誇る。
「フォアボールがヒットと同じ価値があるように、単純に目に見える数字だけが結果とイコールではないと言いますか。チームは本当に1球に集中してくれましたし、一戦必勝で戦ってくれたと思います」

