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松井秀喜「僕らの時代とは違う。本当によくやっている」岡本和真、村上宗隆の“MLB1年目”にレジェンドが本音…本塁打数だけで“比較できない”納得の理由
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笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byJIJI PRESS
posted2026/07/27 17:00
野球教室で子供たちに指導する松井秀喜さん
“三振数”が激増している現代野球
確かに野球は時代と共に変わった。松井氏が入団した03年の両リーグ最高打率は.359を残したアルバート・プホルス(カージナルス)であり、3割打者は40人もいた。それが昨季は最高打率がアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の.331、3割打者はわずか7人しかいない。平均打率も03年の.264から25年は.244へと低下し、三振は最多がジム・トーミ(フィリーズ)の182、シーズン162三振(平均1試合1三振)を喫したのはわずか2人だったのが、昨季は最多がジェームズ・ウッド(ナショナルズ)の221となり、162三振以上は27人にもなった。
その一方でストライクゾーンは、左打者の松井氏が「右打者の打席のライン上までストライクだった」という広さからホームプレート上だけに厳格化された。そうでありながら、リーグ全体の三振数は3万801から4万645にも増えた。
今季も“三振OKで本塁打狙い”の打撃は変わらず、岡本も打率.226、124三振、村上も打率.230、三振はケガで35試合を欠場しながら95に達している(ともに22日終了時点)。松井氏1年目の打率.287、86三振とは大きな違いだ。そこで松井氏に聞いた。
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「今の野球の価値観ならば、あなたの本塁打数も大きく変わっていたんじゃないですか」
「今の野球は今の野球ということ」
彼はまたしても優しい表情で答えた。
「それもやってみなければ、分からないよね。三振していいから本塁打を狙えと言われても、やったことないから分からないよ。だから『今の野球』は『今の野球』ということなんじゃないかな。僕らの時代とは違う。比較はできないよね」
気遣いを忘れない彼らしい言葉であると同時に、決して嘘ではない本音。松井秀喜氏、52歳。日本球界での監督待望論が鳴り止まないのも、彼のこんな器の大きさが一因であることは間違いない。そんなことを感じた久々の会話となった。〈つづく〉
