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河村勇輝、NBAペイサーズとの契約は厳しい? 不完全燃焼のサマーリーグを終えて決意新たに「NBAまでの2カ月間、ここ数年で一番きつい夏にします」
posted2026/07/25 11:04
NBAペイサーズの一員としてサマーリーグのコートに立った河村勇輝(25歳)。厳しい立場を理解して臨んだが、大きなアピールとはならなかった
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宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
Mike Kirschbaum/NBAE via Getty Images
河村勇輝にとって、今年はNBA挑戦3年目。2年前に掲げた3年計画の総仕上げ、NBA本契約を取ることを目標とするシーズンだ。
振り返れば、ここまで河村の挑戦は期待を上回る順調な道のりを歩んできた。2年前はパリ五輪を優先してサマーリーグには出場せずにメンフィス・グリズリーズのトレーニングキャンプからスタートを切ったが、開幕前にグリズリーズとツーウェイ契約(NBAチームと傘下のGリーグチームの両方で出場できる契約)を交わした。
去年はシカゴ・ブルズからサマーリーグに出場し、大会が終わってすぐにツーウェイ契約のオファーを受け、契約合意した。その後、血栓の治療のためにシーズンは出遅れたものの、1月に復帰すると、ツーウェイ契約選手として約3カ月の間に合計209分間、NBAコートに立った。前シーズンを上回るプレータイムだった。
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しかし、今年は出だしから去年とは状況が違っていた。
ペイサーズの優先順位「河村よりスミス」
河村によると、今年のサマーリーグでペイサーズを選んだのは6月下旬に行われたNBAドラフトより前だったという。複数のチームから声がかかった中で熱心な勧誘があり、さらに速い展開から攻撃するスタイルが自分に合っているということでペイサーズを選んだ。
だが、6月24日のドラフト2日目の出来事で状況が変わった。ペイサーズがブルズとのトレードで、2巡目全体38位指名のパデュー大のブレイデン・スミスを獲得したのだ。指名前に決まっていたトレードで、ペイサーズはスミスを獲得するために1年前のドラフト2巡目全体38位指名選手のキャム・ジョーンズやドラフト交換権を出している。つまり、それだけスミスを評価しているということの表れだ。
ペイサーズのチャド・ブキャナンGMは、ドラフト後に「ツーウェイ契約候補の、控えポイントガードを探していた」とスミスを指名した理由について話している。河村がサマーリーグ参加に同意している中での獲得だったわけで、ペイサーズにとっては最初から河村よりスミスという優先順位だったことがはっきりわかる。
そのことは、河村もすぐに理解した。ドラフト後にスミスのプレースタイルを調べ、パス優先の純粋なポイントガードで自分に似たタイプの選手だと知り、サマーリーグではスミスがメインのポイントガードになると悟った。「なかなか難しいサマーリーグになる」と覚悟を決めたという。

