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河村勇輝の目に涙が…「やってきたことが何も出せなかった」NBA挑戦3年目“覚悟を持って臨んだサマーリーグ”で痛感「NBA本契約をつかむための課題」
text by

宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byYoko Miyaji
posted2026/07/25 11:03
ラスベガスでの5試合を終え、悔しさを滲ませる河村勇輝(25歳)。目にはうっすらと涙も
この試合ではディフェンスだけでなく、オフェンスでも持ち味を出し切れなかった。ドライブインなどからファウルを誘ってフリースローを獲得したことで得点は二桁に到達したが、その一方でトラベリングやパスミス、オフェンシブファウルなどでターンオーバーが嵩み、3ポイントは4本打ち、1本も決まらなかった。
なかでも悔しかったのが最後の3ポイントアテンプトだ。試合終盤に出場機会が与えられ、ほぼノーマークで打つ機会があったが、決められなかった。決まっていれば、残り1分で3点リードと有利な展開に持ち込めたシュートだった。しかし、結果的に1点差での敗戦となってしまった。サマーリーグの目標として「優勝」をあげ、チームの勝利に貢献できる選手だということを見せることが大事だと言っていただけに、特別悔しい敗戦となった。
試合後に河村は、「今日はいいとこひとつもなかった。よかったプレーは思いつかない」と言い、「サマーリーグの舞台ではありますけどやっぱり負けたくない。チームとして勝ちたいという気持ちが僕の中であるので。その中で勝ち切れなかったこと、また負ける原因の一つ、一人になってしまったのは、すごく悔しい限りです」とほぞを噛んだ。シクサーズ戦とは対照的に、NBAチームが河村と契約することを躊躇する理由を露呈した試合となってしまった。
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ラスベガスでの9日間で5試合。河村らしい目の覚めるようなアシストは健在で、会場を沸かせる場面も多かった。しかし河村にとって、NBAでも自分のパスが通用することはすでにこの2シーズンで証明できたこと。つまり、やって当たり前のことだった。本契約をとってNBAに定着するには、もうひとつ上を見せなくてはいけない。その覚悟を持って挑んだサマーリーグだっただけに、冒頭のコメント、そして悔し涙となった。
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後編では、NBAサマーリーグが終わった時点での河村勇輝の現状を改めて整理した。〈つづき→後編〉

