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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
村上宗隆「弱いと決めつけるのは記者の人たちだけ」100敗チームが躍進…ホワイトソックスに何が起きているのか「勝つ集団」率いる村上の“激変した評価”
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph byYuki Yamada
posted2026/07/24 11:36
オールスターにも出場した村上の評価は右肩上がりだ
跳ね上がった村上の“リアル評価”
獲得時には酷評されたこともあった村上の評価は右肩上がりだ。サプライズの一つはメジャーへの順応の早さ。試行錯誤の日々が、OPS.900を超える長打率と選球眼につながっている。2~3月はスクエア・スタンスで右足の上げ幅を小さくするコンパクトなフォームを試した。メジャーの“高速化”に適応するためだった。
「11月から取り組んできたこともありますし、こっちに来てレベルが上がってスピードボールにも対応できるか、できないかというのを皆さん思っている。僕もその課題にはすごく向き合ってきたつもりですし、そうだなと思ってきた。これが正解か分からないですけど、しっかり準備はしてきた」
昨オフ、移籍先を探しながらメジャー用の打撃フォームを模索。それが、右足の上げ幅を小さくするコンパクト化だった。しかし、比較的早く、村上はこの新打法を変更した。4月下旬には、日本時代のように右足を上げながら、スイングで捻転差を生むようにひねりを入れた。
村上の自負「自分はホームランバッター」
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5月に入るとややオープンスタンスぎみに構えた。5月下旬には、よりオープンスタンスになり、バットは地面に対して斜め45度に。軸足の左に長く体重を乗せ、投球の軌道にスイングの軌道を“先回り”させるように重ね、インパクトゾーンを長くするスイングに進化させた。村上が負傷離脱した5月29日時点での20本塁打は、シーズン162試合換算では驚異の56.8本ペースだった。
「僕自身、自分のことをホームランバッターだと思っていますし、球団もそれを望んでいると思うので、そうなりたいと思います」
シーズン開幕前に残した言葉に対し、1年目から有言実行。左打者の長距離砲、松井秀喜氏の1年目の16本(2003年ヤンキース時代)を超え、ルーキーとしての最多本塁打となる大谷翔平の22本(2018年エンゼルス時代)は前半戦で超えることが確実視されていた。今後は、地区優勝とポストシーズン進出争いをしながら、いかに長打で勝利に貢献できるかが問われる。
「僕らはプロである以上、勝つことが一番だと思う。弱いと決めつけるのは、記者の人たちだけなので。僕らは毎回、勝つ気持ちでいますし、強いチームだと思って戦っています」
ホワイトソックスが「勝つ集団」であると証明する。そして自分の実力を示す。夏場を乗り越えてチームと村上は、真価の問われる戦いへ向かう。〈前編も公開中です〉



