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村上宗隆「弱いと決めつけるのは記者の人たちだけ」100敗チームが躍進…ホワイトソックスに何が起きているのか「勝つ集団」率いる村上の“激変した評価”
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph byYuki Yamada
posted2026/07/24 11:36
オールスターにも出場した村上の評価は右肩上がりだ
「みんなが同じ方向を向いていることが、やはり一番大事ですし、負けて悔しい、勝って嬉しい、というのを、クラブハウスの中でみんなが表現しているのはすごく大事なことだと思っています。勝つ集団というか、勝つのがチームの喜びなので、みんな同じ方向を向いていることが、すごく大事なことかなと思います」
ホワイトソックス快進撃の源は…
詳細なデータが大量に現場にオンタイムで入ってくるビッグ・データの時代。村上のいうチームの一体感や団結感は、数字では測ることができない。若いチーム、経験の浅い選手たちのハングリー精神もまた、数字には出ない。しかしそれこそが、ホワイトソックスの快進撃の源なのかもしれない。
今季、チーム内に村上を含めてメジャーデビューした選手は13人。これは30球団で最多だ。若いチームの編成を支えるのはクリス・ゲッツGMの手腕だ。
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2024年12月、エース左腕のギャレット・クローシェをレッドソックスにトレード放出して得た若手4選手は、昨季と今季で全員がメジャーデビューした。特にチェイス・マイドロス内野手は二塁のレギュラーに定着。カイル・ティール捕手は、打てるキャッチャーとしてレギュラー候補だ(7月21日に左足首の負傷でIL入り)。さらに2024年のドラフト1巡目(全体12位)のブレーデン・モンゴメリー外野手は6月に初昇格してからは、右翼の定位置を奪った。
ドラフトで獲得した超新星
追い風はさらに吹く。7月のドラフトでは全体1巡目1位の指名権があり、UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)のスター遊撃手、ロック・チョロウスキーを獲得した。来季の夏には、メジャー昇格が期待されている。
低迷期と再建期を経て、勝負の時を迎えた。若手の成長に村上の補強が重なり、チーム強化は化学反応を起こした。オールスター戦には、代替選手とはいえ村上を含む3選手が選出された。会見で村上は、シーズン前の予想に反するチームの状況に対するコメントを求められ、再び以下のように答えた。
「前のチームのことは知らないので、どういう雰囲気か分からなかったですけど、僕だけじゃなく、若い選手がみんな同じ方向を向いて、同じように準備して試合に臨んでいるので、みんなの力だと思います」
後半戦は2021年以来、5年ぶりのポストシーズン進出がかかる。そして村上自身としても2年契約が満了する来季に向け、自らの価値をできるだけ高めストロング・フィニッシュでメジャー1年目を終えたい。


