- #1
- #2
海外サッカーPRESSBACK NUMBER
4-6大荒れ3位決定戦に「綿のような脚、ポテチのようなメンタル!」フランスが見たW杯とは? “高評価、のち悪口雑言”の現地報道で振り返る
text by

広岡裕児Yuji Hirooka
photograph byGetty Images
posted2026/07/24 11:04
W杯3位決定戦で0-4とイングランドに圧倒された前半、チャンスを逃したエムバペ。フランスメディアでは前半についてありとあらゆる悪口が流れた
だが後半は、まったく違うチームになった。それは、本大会を通じて見せてきていたフランスだった。ハーフタイムで選手4人が交代した。それだけではない。
「監督はハーフタイムにフランス代表のユニフォームに誇りを持ち、全力を尽くす義務について語りました。素晴らしいスピーチで、全員が気持ちを切り替えました」(オーレリアン・チュアメニ、『レキップ』7月19日)
グループステージから見せた快進撃
思えばもう1カ月前となる初戦のセネガル戦も、前半はミスが多く、なかなかエンジンがかからなかった。2002年の日韓大会の悪夢も想起された。あのときも初戦はセネガルに0-1で敗れた。その前のフランス大会で優勝し本命視されていたフランスだったが、グループステージを突破できず、ピッチ外でもチームとして文字通り崩壊してしまったのだ。
ADVERTISEMENT
しかし今大会のセネガル戦後半では、キリアン・エムバペのゴールがそんな不安を吹き飛ばした。結局3-1で勝利。その後も、イラク(3-0)、ノルウェー(4-1)と圧倒的な攻撃力で粉砕して、グループステージを1位で通過した。
決勝トーナメントはまず3-0でスウェーデンを下した。『ル・パリジャン』紙のタブロイドの1面を、しっかりとハグするエムバペとデシャン監督の大きな写真が飾った。
「キリアン・エムバペの2ゴールで、ワールドカップの決勝トーナメント初戦を難なく突破」
デシャン監督の母が亡くなり、前のノルウェー戦は葬儀のため急遽帰国しており、その再会の試合でもあった。フランスは最高の形で決勝トーナメントに入った。

