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「卑怯だ!電話に出ないなんて」日本代表DFの移籍交渉で代理人が激怒した日…「ナメられたら終わり」欧州クラブ強化責任者との“衝突”舞台ウラ
posted2026/09/02 11:01
日本代表DF菅原由勢の移籍交渉をめぐって、代理人はピッチ外でハードなバトルを繰り広げたことがある
text by

龍後昌弥Masaya Ryugo
photograph by
Kiichi Matsumoto
【「なめられたら終わり」欧州の強化責任者と渡り合うための生存戦略】
「電話に出ないなんて卑怯だ!」
移籍交渉の世界では戦いになるのは珍しいことではありません。ヨーロッパにおいて主張のぶつけ合いは日常茶飯事です。
僕自身も1年に10回くらいは強化責任者にストレートに意見をぶつけ、“議論”になっています。
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あれは2023年8月のことでした。当時、菅原由勢選手(※2026-27シーズンはセリエAカリアリに加入)は5大リーグへのステップアップを目指して、オランダのAZアルクマールからの移籍を希望していました。僕は話を具体的に進めたいと考えてAZの強化担当者に連絡したのですが、電話に出てもらえない。菅原選手からも電話したのですが、それでも強化担当者は電話に出ません。
やっと僕からの電話がつながったので「電話に出ないなんて卑怯だ!」と詰め寄ると、彼は声を荒らげました。
「選手を使って交渉のゲームを仕掛けるほうが卑怯だ」
僕もすぐさま言い返しました。
「選手は移籍の可能性を話したいだけだ。まったくもってゲームを仕掛けているわけではない!」
あちらも譲らないので、激しい議論に発展しました。
「なめられたら終わり」という感覚で
それでもわだかまりが残りにくいのがヨーロッパの文化です。結局、その夏に菅原選手はAZを出られませんでしたが、翌年夏にプレミアリーグのサウサンプトンへ移籍することができました。
AZの強化担当者とは良い関係が続いており、「スポーツ360」が新たに契約した市原吏音選手がAZに所属しています。
移籍の交渉において、沈黙は金ではありません。

