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「なんでお前が?」敗れた日本代表に話しかける動画に賛否も…既存メディアとは違う“ウンパルンパ”の魅力「自腹200万円の欧州視察」から始まった軌跡
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林遼平Ryohei Hayashi
photograph byRyohei Hayashi
posted2026/07/21 11:02
賛否あったブラジル戦後の動画についても、思いを明かしたウンパルンパ(26歳)
日本はブラジルに敗れ、ラウンド32で大会を終えた。インフルエンサーとして大会に関わった中で、どういった思いを抱いているかを問うた。
「本当に悔しかったですね。こんなに虚無感に襲われることはないといいますか。心に穴が空いたような気持ちでずっといるぐらい悔しかったなと。それと同時に、ブラジルと戦った時にサポーターの熱だったり、覇気だったりが、ちょっと段違いにすごいなというのを相手に感じました」
鎌田大地が試合後、日本でサッカーが「国技になるぐらいにならないと」という言葉を残したことにも触れながら、ウンパルンパはこう続けた。
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「自分の今の目標としては、やはり日本をもっとサッカーで熱い国にしたい。そのために、ここから自分ができることは全てやっていきたいなと思っています。SNSというフィールドにはなりますけど、そこでできることは全部やって、4年後はもっと日本代表を応援する人が一人でも多い形でW杯を迎えたいなと思います」
新鮮だったウンパルンパの姿勢
再生数という結果が毎日突きつけられる仕事を続けてきた彼にとって、届けたコンテンツが見られるかどうかは死活問題だった。だからこそ、常に「ユーザーが何を見て、何を見ないか」から逆算して動いてきた。事実を並べれば伝わるという発想は、そこにはない。
テレビや新聞といった旧来のメディアは、大きな配信網の上に成り立ってきた。何かを出せば、一定数の人に届く仕組みがすでに用意されていたからだ。だが個人のクリエイターにとっては、届かなければ存在しないのと同じ。膨大な情報の中でまず見られなければならないという前提が、逆算する力をとことん鍛えてきた。同じ現場に立った記者やメディア関係者にとっても、ウンパルンパの姿勢は少なからず新鮮に映ったはずだ。
三軍での挫折、教員かクリエイターかの決断、パニック障害という試練。専門記者ではない一人のクリエイターが、なぜここまで代表チームの内側に入り込めたのか。個人の逆転劇として片付けるのは簡単だ。だが実際には、発信力を求めるサッカー界と、地道な積み重ねの末に磨かれた彼の拡散力とが、必然的に噛み合った結果だったのだろう。
海外ではインフルエンサーが公式取材の場に立つことはもう珍しくない。日本サッカー界やDAZNが下した異例の決断も、情報の送り手と受け手の関係が変わっていく中で、競技をより広い層に届けるための合理的な「共闘」の形だった。〈全3回・完〉

