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「精神的に良好とは言えない」苦境を乗り越えた藤井聡太六冠が伊藤匠二冠と王位戦で頂上決戦中だが…「両者は読みが合わない」ある棋士の視点
text by

田丸昇Noboru Tamaru
photograph by日本将棋連盟
posted2026/07/19 06:00
藤井聡太六冠は王位戦に臨んでいる
2日目は、飛車角を取り合う派手な応酬となり、伊藤は先手の玉頭にと金を作って詰めろをかけた。藤井は中段に飛車を打ってと金を払った。
両者は激しい寄せ合いを繰り広げ、図の部分局面に進んだ。6筋から8筋の狭いエリアに、両者の飛車角が4枚もひしめく珍しい形となった。
控室の見方は伊藤優勢だったが、藤井が粘り強く受けて決め手をなかなか与えない。相手が並みの棋士なら、寄せを誤ったかもしれない。しかし、伊藤は好手を連発して寄せ切った。
見ごたえある攻防…第2局は藤井が1勝1敗に
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王位戦第1局は、伊藤二冠が138手で先勝した。終局時刻は18時20分。残り時間は藤井1分、伊藤37分。
終局後に両者は次のように感想を語った。
伊藤「1日目から終盤のような展開になり、かなり難解でした。終盤では決め手を与えない指し方をされ、正しく指せたか分からないまま指していました」
藤井「1日目で結果的に形勢を少し損ねる感じになってしまいました。終盤では代案も少ない直線的な展開になり、受けが難しかったです」
本局は終盤で見ごたえのある攻防が繰り広げられた。以降の対局も激闘が想定される。なお、王位戦第2局は7月15、16日に兵庫県神戸市で行われ、藤井王位が勝って1勝1敗の五分とした。
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