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「自分は日本人でも韓国人でもない」在日コリアン4世・金勇輝が“韓国代表”を選んだ日「虫垂破裂…即手術です」ラグビーW杯の夢を遠ざけた“痛みへの耐性” 

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山川徹

山川徹Toru Yamakawa

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photograph byYonhi Kim

posted2026/07/17 11:03

「自分は日本人でも韓国人でもない」在日コリアン4世・金勇輝が“韓国代表”を選んだ日「虫垂破裂…即手術です」ラグビーW杯の夢を遠ざけた“痛みへの耐性”<Number Web> photograph by Yonhi Kim

2022年7月、韓国代表としてラグビーW杯予選のピッチに立った金勇輝

 迷いが芽生えた。0歳と2歳の息子の父として、このままラグビーを最優先させて走り続けていいのだろうかと。家族と過ごす時間をラグビー以上に大切に思いはじめている気持ちの変化にも気がついた。

 レッドハリケーンズの親会社であるNTTドコモに社員選手として所属した入社後、営業などを経験したが、仕事よりもラグビーの比重が大きかった。7月1日からは楕円球を置き、自宅から約1時間半かけて和歌山に通勤して、地域の企業やスポーツチームと連携したファンダム事業を担当する。

「これからが楽しみです。ワクワクしています。第二の人生ですからね。生まれてこの方ずっとラグビーひと筋で生きてきたので、少し離れてみたいという気持ちもありますし、これまでとはまったく違う分野にも興味があります。たとえば、キックボクシングを始めたり、ダンスやボイストレーニングに挑戦してみたり。新しい世界に飛び込めることが純粋に楽しみです。仕事も育児も趣味も、妥協なく全力で打ち込みたい。と言っても、気づいたらまたラグビーに携わっているかもしれませんが」

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 その口調に未練は感じられない。

「勇輝は、ストイックだから引退したあともガンガン鍛えるんでしょ?」

 そう言うチームメイトに対し、金は「お前ら、俺のことぜんぜんわかってへんな」と笑って返す。

「鍛えていたのは、ラグビーのため。重たい重りを担いでスクワットなんて、あんなしんどいことはもう一生せえへんのちゃうかな。重りの代わりに子どもを抱っこして懸垂したり、背中に乗せて腕立て伏せしたりはしてるんやけどね――」

〈全3回/第1回から読む〉

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「ぼくは直接、差別されたことはない」大阪の“ラグビーの街”で育った在日コリアン4世・金勇輝(33歳)「ゆうきとヨンヒ」2つの顔を使い分けた小学生時代
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