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「訪れる日本メディアも激減」レッドソックス吉田正尚の“現在地”…ライバル故障も出番は増えず「この状況で複雑な意味を持つ」5年145億円の大型契約
posted2026/07/11 11:04
メジャー4年目、正念場に立たされている
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph by
Getty Images
◆◆◆
レッドソックスの吉田正尚が置かれている状況は、厳しい。レギュラーではない今、取材に訪れる日本メディアも少ない。通信社でさえ、不在にすることが多い。
出場機会の減少は、単に打撃不振だけが原因ではない。チーム内のポジション争いそのものが厳しさを増している。外野には若く、守れて、走れる選手が並び、DHにも新たな選択肢が生まれている。5年9000万ドル(約144億9000万円)という契約の4年目を迎えた吉田は、限られた打席で価値を示さなければならない立場に追い込まれている。
吉田が明かした苦悩
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「5月は少し内容もよく(打球に)角度もついてきて、6月は(調子が)上がってくれればいいな、とスタートした。スタメンのとき、スタメンではないときもありますが、内容がいい打席が少ない。パッと思い浮かばないくらいなので、なかなか自分の納得する打席は迎えられていません」
6月下旬。吉田は思うように上向かない自身の打撃に悩んでいた。問題は今後もコンスタントな出場機会が保証される立場ではなく、自身の打撃を取り戻すために必要な打席そのものが少ないことだ。
まず左翼には、ロマン・アンソニーがいる。昨年8月に今季から8年1億3000万ドル(約209億3000万円)の大型契約を結んだ22歳の有望株だ。球団が将来の主軸として見込んでいる選手であることは、この契約が何よりも物語っている。今季は5月4日のタイガース戦でハーフスイングの際に右手首付近を痛めた。当初は右手首の負傷とされ、その後、右薬指下の靱帯損傷と診断された。アンソニーの不在期間は、吉田にとってはチャンスだが、それでも復帰すれば左翼の最優先候補であることは変わらない。そして、玉突き的に出場機会はどんどん減っていく可能性がある。

