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「水を片手に一目散に鈴木彩艶のもとへ」W杯テレビに映らなかった“控えGK”の献身…出場ゼロの早川友基&大迫敬介「自分がやってもらって嬉しいことを」 

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松本宣昭

松本宣昭Yoshiaki Matsumoto

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photograph byKiichi Matsumoto/JMPA

posted2026/07/08 11:02

「水を片手に一目散に鈴木彩艶のもとへ」W杯テレビに映らなかった“控えGK”の献身…出場ゼロの早川友基&大迫敬介「自分がやってもらって嬉しいことを」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA

一度も出番はなかったが、最高のチームワークで鈴木彩艶を支えた2人

 大迫も、早川と同じく“日常”への感謝を口にした。

「初戦のオランダ戦前の段階で言えば、誰が出場するのかわからない状況です。だからこそ、自分が出るための最高の準備をします。でも、彩艶が出ると決まったならば、しっかりと支えるのが僕たちキーパーグループの役目だと思いますし、これまでの代表活動でもやってきたことです。

 それにサンフレッチェ広島でも、自分がスタメンで出るときは、他の選手が僕をベストの状態に持っていけるように支えてくれる。それをやってもらったときの気持ちがすごくわかるので、年齢に関係なく、与えられたところでベストを尽くしたいと思っています」

「試合は出られなかったけれど…」

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 今大会からは、前半と後半の途中に3分間のハイドレーションブレイク(飲水タイム)が導入された。この休憩時間が始まると、早川と大迫はいち早く彩艶のもとへ駆け寄り、アドバイスを送った。

 記者席から見える光景だけでも、早川と大迫の優しさや人間性は十分伝わってきた。ただし、彼らは日本を代表するトッププレーヤーである。彩艶を支えるだけでなく、自身の成長につながるヒントを探すことも忘れていなかった。

 大迫が、オランダ戦の試合中に早川と交わしていた会話の中身を教えてくれた。

「彩艶がファーストプレーで止めたマレンの至近距離からのシュートも、コースはそこまで良くなかったですけど、シュートのスピードや足の振りの速さは外から見ていても次元が違うなと思いました。

 誤解を恐れずに言えば、やっぱりW杯はすごく楽しい。見ているだけでも、上手くなりますよ。ハヤくん(早川)とも『試合には出られなかったけど、俺たち、すごく上手くなった気がするね』って話していました」 

【次ページ】 先輩2人の献身…彩艶の心に宿った思い

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