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「そこはちょっと不満です」今季1軍登板なし、DeNA藤浪晋太郎が本音を明かした「(球速は)もっと出せるよなって…」日本復帰から1年、32歳の現在地
text by

佐井陽介Yosuke Sai
photograph byKYODO
posted2026/07/07 11:04
DeNA2年目。2軍で戦い続ける藤浪晋太郎の現在とは?【全2回】
「マウンド上でフォームを気にしても、あまり良いことはないので。ゲームに入ったら、できるだけ配球、打者を打ち取ることに意識を向けたい。それはできつつあるのかなと感じています」
練習中は投球のリズム、さらにはできるだけ狭い範囲で左半身と右半身をキュッと入れ替える動作を意識しており、「それも感覚としてはできつつある」のだという。フォームの再現性が以前よりも高まったことで、「ストライクを投げ込むだけ」というシンプルな考え方に今まで以上に意識を向けられるようになったのかもしれない。
昨季じつは抱えていた“3つの違和感”
2023年シーズンから太平洋を渡り、最後はマイナーリーグで苦闘を続けた末、昨年7月からDeNAの一員となった。当初は予定になかった、シーズン途中でのNPB復帰である。帰国の直後は多くを語らなかったが、3年ぶりとなった日本のマウンドでは少なからず違和感とも戦っていた。
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「去年は帰国してドタバタしている間にシーズンが終わってしまった感じでした。それと比べたら、今年はだいぶ慣れた状態で普通に入れている感じはします」
米国から日本に舞台を戻した昨夏、苦労したポイントは以下の3点だった。
「ボールとストライクゾーン。あとは変化球が曲がらないことですかね」
ボールは米国の方がやや大きく感じる。米国のボールはよく曲がる分、日本で変化球を投げるとイメージとのズレが生まれる。そして、ストライクゾーンは米国では高めが広く、低めは狭い。日本は左右と低めに優しいが、高めには厳しい。昨年は戸惑う場面もゼロではなかったようだが、今年はそれらのズレに悩むこともない。
昨季は1軍で6試合に登板して1勝0敗、防御率4.09に終わった。先発に専念する今季、巻き返しに懸ける感情は相当に強い。今年はいまだ1軍登板なし。今か今かと出番を待ちわびているのは間違いない。

