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プロ野球PRESSBACK NUMBER
「そこはちょっと不満です」今季1軍登板なし、DeNA藤浪晋太郎が本音を明かした「(球速は)もっと出せるよなって…」日本復帰から1年、32歳の現在地
text by

佐井陽介Yosuke Sai
photograph byKYODO
posted2026/07/07 11:04
DeNA2年目。2軍で戦い続ける藤浪晋太郎の現在とは?【全2回】
「下振れも上振れもある。それでも…」
特にフルカウントから右打者を相手に粘り負けしなかった点については、手応えがあるのでは?
そんな風に問いかけると、右腕は「粘れたのは良かったですけど……」と前置きした上で、自ら反省点を明かし始めた。
「本当はフルカウントにならない方がよりいいので。今日は初球のストライク率が良くなかった。1ボール2ストライクもあまり作れていなくて、2ボール以上が多かった。そういう意味では数値、スタッツは良くなかった」
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あえて謙虚に言葉を並べているわけではないことは、途端にキリリと引き締まった表情を見ればすぐに理解できた。
6月13日の楽天戦では5回途中で被安打9、8失点と打ち込まれたが、初球ストライク率は86%あった。だからこそ、首脳陣も「悪い投球ではなかった」と評価してくれた。逆に、7月1日の中日戦は6回無失点の結果だけを見れば上々だが、初球ストライク率は21打者に対して11回で52%しかなかった。
どんどんストライクゾーンに投げ込む「カウントアップ」を意識している藤浪からすれば、この日の投球は手放しで喜んではいけない内容だったのである。
彼は力説する。
「まずはやっぱりストライクボールを積み重ねていかないといけない。積み重ねることで、他の数値も長期的に見れば良くなっていきますからね。初球ストライク率が高い方が当然、1ボール2ストライクを作れる確率は上がる。そうなると被打率は下がる。四球が減って、三振が増えて、失点が減る。そして、チームが勝つ確率を高められる。もちろん外れ値、下振れを引いてしまう日があれば、上振れを引く日もあります。それでも長期的に考えて、平均的に右肩上がりにするためには、淡々と確率の高いことにベットしていくべきだよね、という考え方でやっています」
藤浪が明かした“変化”
NPBに復帰して2年目。目指す方向性にブレはないようだ。
技術面に目を向ければ、7月1日の中日戦では、マウンド上で首をかしげるような仕草は見られなかった。ある程度はイメージ通りに投球できているのだろう。そこでメカニック、つまり投球フォームについても尋ねてみた。すると、即答に近いスピードで「フォームのことは登板中はあまり気にしないようにしています」と返ってきた。
